土用の丑の日に食べる魚として有名なうなぎですが、近年は不漁が続き値段か高騰しています。
高騰が続き徐々にうなぎ離れが深刻化していて、土用の丑の日にうなぎ以外がスーパーで宣伝されていたりもしますよね。
私の近所でも一昨年辺りからカマボコとかスーパーに並んでいて、言葉を失いました…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
そんな不漁で高騰しているうなぎですが、対策として太化という方法が行われているんです。
近年始まったばかりという事もあり、あまり知られていない事柄なのでうなぎの太化の意味合い。
そして、気になる味についても紹介していきます。
太化とは?
うなぎの太化。
これは、文字通りうなぎを太らせるという意味合いです。
従来のうなぎと比較すると2倍近い大きさにしてから出荷することで、食べられる部位も2倍。
つまり、不漁が続いているうなぎの対策として1匹当たりを大きくしてしまえばいいというのを実現したのが太化です。
文字通り過ぎますが、これが太化という行為です。
ちなみにですが、サイズは従来のうなぎが200~250グラムで出荷されています。
これに対し、現在対策している太化という方法では平均して400~450グラムで出荷しているそうです。
平均すると倍の大きさという事で、想像以上に大きくして出荷しているのが分かると思います。
従来よりも倍の大きさで出荷するのが太化ということです。
太化という行為について紹介しましたので、ここからはメリットについて紹介していきますね。
メリット
太化とは、これまで出荷していたサイズよりも大きくしてから出荷することだと紹介しました。
太化で2倍の大きさにするために養殖の期間が増えコストはかかりますが。
数を増やせない為に価格高騰が続いている現在のうなぎ事情に対する明確な対策になっており結果としては価格高騰を抑えられるというメリットがあります。
この他にも、今後数を増やす必要が無くなれば太化への効率的な方法も見つかり結果として自然繁殖のうなぎが数を増やしていく可能性も高いといわれています。
その為、太化が成功することで現在の数が足りない問題は勿論。
今後の不漁やうなぎの個体数の減少を抑える対策にもなっているという一石二鳥の対策と言えます!
最終的には、従来の価格でうなぎを食べられる可能性どころか、従来の価格で少し大きなうなぎを食べられるようになる可能性もあるんです!
これは庶民には嬉しすぎる事実ですし、今後の進展が楽しみ過ぎますよね♪
より安価でより良いうなぎが食べられるかもしれないわけですから!
とまぁ、ここまで聞くとメリット尽くしに思えるのですが当然ですがデメリットもありますので紹介します。
デメリット
うなぎの太化のデメリット。
それは何となく想像がつくと思いますが、味が落ちるという事です。
うなぎと言えばの独特の濃い味が太化をすることで薄れます。
従来の2倍のサイズにするわけで、当然と言えば当然なのですが味が薄れてしまい栄養価もサイズにしては落ちると言われています。
太化で大きくなったうなぎというのは言ってしまえば、結局は引き延ばしたようなモノですからね。
大きくなった分、味が薄味でおまけに栄養価も低い。
これでは、うなぎの意味がない気もします。
土用の丑の日に食べるうなぎと言えばやはり滋養強壮効果も期待しているわけですから…
(x□x`;)
とはいっても、うなぎはうなぎ。
庶民的には調味料で味付けさえしてあれば大して変わらない気もしますので、栄養価を除けばデメリットは無しと言っていもいいかもしれません!
私が思う事
不漁が続き高騰が続いているうなぎ。
価格を抑えるために太化という対策が取られ始めました。
味が落ちるとは言え安価でうなぎを食べられるので、庶民的にはデメリットは薄いように感じます。
しかし、うなぎ通の方にはやはり味が落ちるのであまり好まれないようです。
私は全然分からないと思いますが、うなぎ好きな人からするとガッカリ感の強い出来事な気がします。
味覚に自信がある方は、安くなったうなぎよりも高くても今までのうなぎが良かったという方は多くなりそう。
まぁ専門店に行けば普通に食べられるでしょうから安心ですけどね。
安くするために太くする。
メリットとデメリットが存在する賛否別れそうな出来事ですが、庶民的には嬉しい出来事でした!
安けりゃ味が落ちても良いってものよ!
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