五節句の意味と日程は?日本では廃止された文化って本当なの?

季節ごとに訪れる五節句をご存知ですか?

お正月の季節に限らず、季節を代表するイベントの際に五節句という言葉を耳にすることが多いと思います。

 

そんな耳にする機会は非常に多い五節句ですが、五節句とはなにかを知っている人は少ないのではないでしょうか?

実際、五節句と言う名称から

5つあるんだろうな

と予想は付くのですが、その5つが何かは正直1つも分からないです。

それほどまでに日本の文化としては認識が薄い文化という認識ですよね。

 

しかし、実はそれもそのはず!

表向きは既に日本では廃止されており、存在していない文化なんです!

その為に現代の人のほとんどは五節句と言われても???と疑問しか浮かんでこないんです。

 

そんな現代ではなくなってしまった文化である五節句とはなにか?

そして、日程を覚える簡単な方法を紹介します!
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五節句とはなに?

五節句と呼ばれている文化はなんなのか?

難しそうな文化でありがら、実はとても簡単に理解することが出来ます。

 

それはなぜかと言いますと、五節句とは

古来の中国で定められた5つの季節の節目の日付

の事を指しているからです。

 

日本と中国はほとんど同じ位置にあるので季節はほぼ同じですよね?

その為、5つの季節の移り変わりに設置されている五節句の日程も覚えやすいです!

と言いますか、五節句の多くは現代でもイベントになっているので軽く覚えられるはず!
(・ω´・+)

 

五節句と定められている日程を紹介しますが、その日程にはそれぞれ名称がつけられているので一緒におぼえてください。

  • 1月7日の人日(じんじつ)
  • 3月3日の上巳(じょうし)
  • 5月5日の端午(たんご)
  • 7月7日の七夕(しちせき)
  • 9月9日の重陽(ちょうよう)

と、このように基本的に月と日がゾロ目になる日であり尚且つ月が奇数の季節を五節句として定めています。

 

なんとなく言葉が多く分かりにくいと思いますが、これが五節句と呼ばれている日程です。

それぞれ現代でもイベントが行われているので、それとあわせて覚えやすいように紹介します!

五節句の簡単な覚え方は?

現代の日本では厳密には五節句は廃止されているので、五節句というのは存在していません。

しかし、実質的に残っている文化も多いので日本にある文化と合わせて五節句の日程を覚えることがお勧めします!

 

ここからは私が五節句の日程を簡単に覚えた方法を紹介していきます!

是非、参考にして同じ覚え方をしてみてください!

それでは行きます!
ε=\_○ノ イヤッホーゥ!!

 

まず最初に五節句は先ほど紹介した通り、1月7日以外は3月5月7月9月の月と日付けがゾロ目の日ですよね?

なので、簡単にこのように覚えてください。

1.3.5.7.9

と1から始まる奇数の月が5つ並んでいると覚えましょう。

そして、1月だけは7日が5節句であるとも覚えてください。

たった、これだけで五節句の日程は全て理解できるようになったはずです。

 

1月を除いて残りの3.5.7.9はゾロ目なので、五節句の日程はこれでマスターできたと思います。

簡単ですね?

でも、たったこれだけの事で五節句はコンプリートです(笑)

五節句が廃止されても残っている物は?

先程軽くですが、日本では五節句は廃止されたと紹介しました。

明治時代に廃止が決定された文化なのですが、現実的には生き残っている文化が多いです。

5つの内4つは生き残っていますからね…なぜ廃止した…?(笑)

 

せっかくなので、生き残っている文化について紹介しておきます。

 

まず最初に五節句の始まりである1月7日。

この日には七草粥を食べていると思うのですが、実はあれは五節句の1つとして食べられています。

七草粥については詳しくこちらで紹介しているので、興味があればご覧ください。

七草粥が7草の意味は?具材は地域で違いがあり7つであれば良い?

 

次に訪れる3月のゾロ目の日。

つまり、3月3日ですがこの日は誰もが知っている通りひな祭りの日です。

女の子の成長を祈る1日ですが、これはそもそもは五節句の1つとして行われていた行事です。

七草粥同様にこちらの記事で詳しく紹介しているので興味があればご覧ください。

ひな祭りの由来と歴史は?子供に簡単に説明するには理解を深めよう!

 

次に訪れるのが5月5日。

GW真っ最中の1日でもあるこの日は子供の日です。

良く分からない1日の代表格でもありますが、同じくこちらでまとめているので興味があればどうぞ!

子供の日はなにをする日?男祭だけど男女平等の文化で変化していた!

 

5月の次という事で残りは7月7日の七夕です。

これは説明不要だと思いますが、織姫と彦星の1日ですね。

短冊に願い事を書く1日です。

 

五節句の最後となるのが9月9日の菊の節句。

この日は現代ではほとんど何もしていないですよね?

五節句の中で唯一文化が完全に消え去ったのが、この9月9日です。

 

このように五節句の文化は現代でもほとんど残っています。

表向きは無くなった文化ですが、日本の庶民に強く根付いていた為に完全には消えなかった文化という事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

五節句とはなんなのか?そして日程はいつなのか?という事を簡単に紹介しました。

 

季節の移り変わりの時期に起こるイベントの際に五節句と言う言葉を耳にする機会は多いですよね?

そもそも昔の中国で季節の移り変わりを示す為に生まれた風習だからです。

その為、表向きは廃止された現代でも様々なイベントと日程が被っていたり現代にも残っていたりします。

 

表向きは消失した文化ですが現代でも根強く残っている文化である。

ちょっと不思議な文化であるのが五節句と言えるでしょう。

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