ミーンミーンというやかましいと思えるほどの音を響かせる夏の風物詩であり夏に欠かせない昆虫・蝉。
近年は地球温暖化の為なのか、気象現象の要因であまり鳴き声を聞くことなく終わってしまっていますけどね。
それでも、夏の風物詩であるのは変わりないと思っています。
そんな蝉ですが、実は食べると美味しいという事をご存知でしょうか?
お隣の国である中国では一般的に食べられており、現代では夏だけに食べられる高級食材としても扱われています!
日本では一般的に見つける事が出来る蝉。
どうやって食べるのか?
そして、どんな味がするのか?
食べる際の注意点なども一緒に紹介してきます!
セミの幼虫の食べ方
中国では大人気の蝉ですが、実際に食べられているのは蝉といっても蝉の幼虫です!
成虫になる前の蝉の幼虫は、飛ぶことが出来ず7年間地中で生活したあとに羽化する為に地上に出てきます。
ここを捕まえて、揚げて食べるのが一般的です。
揚げて食べると言ってしまっているので、食べ方はもう分かったと思いますけど紹介します!
蝉の幼虫の食べ方は、生きたままたっぷりの油でサッと揚げる。
しっかりと火が通ったら油から揚げて、そのまま食べるというのが食べ方です。
蝉の幼虫と聞くとちょっと不気味ですが、小さなカニやエビなども挙げて食べますよね?
あれと同じ原理ですので、そこまで気にせずに食べて大丈夫です。
中国で人気の理由
蝉の幼虫が中国で人気の理由。
それは、中国では代々蝉の幼虫が長寿の象徴としてとらえられている為です。
こう考えられている理由は7年間地中で暮らし、最後は羽化して飛び立つ。
こういう生態が理由とも言われていますが、詳しい理由は不明です。
しかし、中国では蝉の幼虫は長寿の象徴。
それを食べることで、少しでも長寿になりたいという想いで食べるのが一般的になっているそうです。
こういうのを信じるクチの人であれば食べてみると面白いかもしれませんよ。
味と食感
実は私は田舎で蝉の幼虫を食べた事があるんです。
いうほど人気はなかったのですが、戦後を生きたおじい様が好きで時たまに数匹程度ですが蝉の幼虫を食べていました。
で、蝉の幼虫の味についてですが味は言うほどしません。
ハッキリというと、カニやエビの小さい揚げ物と同じ程度でほのかに蝉っぽい味がする程度。
蝉っぽい味ってどんなだよ?って思った方も多いと思いますが本当になんとなく味がするかしないかどうかの味です(笑)
食べなくてもいいかなって思った方に知ってほしいのが蝉の幼虫の揚げ物で特徴的なのが、味よりも食感です!
揚げ物という事で、外はカリっと!
そして、中は意外にもふわっふわの食感がするんです!
ちょっと癖が強い食感ですので気持ち悪く感じる方もいると思いますが癖になる方も多いと思いますよ。
私も癖になってよく食べていましたから。
(。-∀-) ニヒ
蝉の幼虫は味は薄いけど、食感は独特で魅力的!
興味があれば是非食べてみてくださいね♪
注意点は寄生虫
蝉の幼虫を食べる際に注意してほしいのが、寄生虫です。
寄生虫と言っても、様々な種類が存在しておりハッキリ言ってどんな寄生虫がついているか分かりません。
野生で生きている昆虫である為に本当にどういった寄生虫がついているか分かりません。
蝉の幼虫は7年近くも地中にいるので、他の昆虫よりも非常に危険性が高いと思ってください。
それでは、どうやって対応したらいいのか?
その答えは、単純ですがしっかりと火を通してください!
蝉の幼虫を食べる際に揚げると思いますが、揚げ物の火を通せば寄生虫は死滅します。
人間ですら油で揚げられれば死にますからね…
当然ですが、しっかりと中まで火を通せば寄生虫は死滅するので安全に食べることが出来ます。
勿論、100%の安全は保障できないですし、自己責任でやるしかないですけどね。
どうしても家庭で食べたいのであれば、最低限しっかりと揚げて食べましょう。
まとめ
・蝉の幼虫は食べられる。
・味は薄いが食感が特徴的。
・中国では長寿の象徴。
・食べる際はしっかりと揚げて寄生虫に注意!
蝉の幼虫は一般的には食べらえていませんが、意外にも食べると美味しいのでお勧めです。
とはいっても、意外に蝉の幼虫を捕まえるのって大変なんですけどね。
のそのそ歩いているといっても、小さいですし時期が限定されていますし。
中々に捕まえるのは大変なので、軽い気持ちで捕まえようと思うと最悪1匹も見つけられずに終わる可能性があるので覚悟はしてください!
その労力に見合うだけの美味しさがあるので私はお勧めしたいですけどね!
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