魚介類で毒と言えばやはりふぐでしょう。
強力な毒を持っていることから世界的にあまり食べる文化が浸透しておらず、日本以外の国では食べられていないのが特徴的な魚です。
そんな毒があることで有名なふぐを専門知識がないにもかかわらず勝手に食べ、食中毒になる人は毎年のようにいます。
いったいなぜふぐを食べて大丈夫だと思ってしまうのか?
意外に知られていないふぐ毒の危険性や生態や毒について紹介していきます。
生態と毒の個体差
まず最初にふぐの生態について紹介してきます。
ふぐと言えば敵に襲われると大きく膨らみ真ん丸のトゲトゲ姿になるのが有名ですよね。
それと同時に多くのふぐが毒を持っていることも有名でしょう。
ふぐが持つ毒は種類ごとに異なりテトロドトキシン、サキシトキシン、パフトキシンのいずれかを保有しますがいずれも強力な毒です。
いずれの毒であれ最悪死に至るので非常に危険な毒だと覚えておいてください。
そして、このふぐが持っている毒には大きな固体差があります。
この個体差というのが非常に大きく同じ種類のふぐであり、同じ海域で生きていた野生のふぐにも関わらず毒の有無すら異なる場合があるほどです。
毒の有無や強弱に関しては科学的にも未だに解明されていません。
推測として最も言われているのが、食べている貝などのエサの毒を蓄積しているという事です。
しかし、この説では同じ海域の同じ種類のふぐで毒の有無があるほどの差が出る理由が説明が付かない為に違うのではないかという意見。
さらには、産卵期である早春に毒性が強まるという特性からエサではなく、ふぐが分泌量をコントロールしているという説まであります。
[char no=”1″ char=”普通”]いずれも断定はされておらず毒の仕組みは解明されていませんが、ふぐの毒には個体差があると覚えておきましょう![/char]
ふぐ毒の危険性
ふぐ毒を食べてしまうとどうなるのか?
ふぐ毒を食べてしまった人の末路を紹介します。
まず食べてから30分ほどで唇や手足にしびれを感じます。
その数分後には、言語障害や知覚障害と呼吸困難が発生。
さらに数分後に全身が完全な運動マヒする。
最後に意識を失い心臓も停止し死亡。
この過程で人間は最低で1時間30分。
平均では4時間程度で死に至ります。
先ほども紹介した通り、ふぐの毒には個体差が存在しています。
その為、どの程度で死に至るかはふぐの毒の強さ次第ですが平均では4時間後に死亡するとされています。
[char no=”3″ char=”><”]非常に致死までの時間が短いので注意しましょう。[/char]食べれる種類と部位・対策
ふぐのどの部位が食べれるのか?
気になる方も多いでしょう。
ふぐ毒と言えば肝だと思われがちですが、ふぐの毒は種類ごとに異なります。
肝は勿論、皮に毒があるふぐも存在しているほどです。
では、どこなら安全に食べられるのか?
ハッキリと言いますが、どこが安全なのか?と疑問に感じる程度の知識しかない人はふぐを調理してはいけません。
知識が無い人がふぐを調理し食べると遅かれ早かれ間違いなくふぐ毒にあたります。
日本における食中毒の死亡率。
それはキノコとふぐの素人料理とデータも出ているので、間違ってもふぐを自分で調理はしないことです。
どうしてもしたいのであれば、調理過程をしっかりと学び技術を付けましょう。
[char no=”4″ char=”グルル”]素人が手を出すと冗談抜きで死に至る可能性があるほど危険な毒をふぐは保有していますので絶対に素人料理はやめましょう。
ハッキリ言うまでもなく迷惑です![/char]
まとめ
いかがでしょうか?
毒と言えばふぐ。
ふぐと言えば毒。
毒と聞いて最初に頭に浮かぶふぐちゃんですが、素人料理はやめましょう。
ふぐは美味しいですし食べたい気持ちは分かりますが、ふぐの調理が難しいのは明白です。
間違っても素人が自らの手で料理するのはやめましょう。
本当に死んでしまいますよ。
まだまだ生態にも謎が多いふぐですが、今後ふぐ毒について解明されれば安全なふぐを生産できるようになる日が来るかもしれません。
そしたら格安でふぐを食べ放題になる…!
[char no=”8″ char=”楽しい”]夢のような未来が待っていると思うと心躍りますね♪[/char]
コメントを残す