日本にいるナナフシの種類と珍しい生態!鳥類を利用している可能性!

ナナフシという木や葉っぱの枝のような形態をした昆虫をご存知ですよね。

日本のどこでも見かけることが出来る昆虫であり、地味に異なる種類が多くいるのも特徴的な虫です。

 

今回はナナフシに関する世紀の大発見があったので、ナナフシの世紀の大発見とナナフシの種類について軽く紹介していきます!

ナナフシの種類

エダナナフシ

最も多く見かけることが多い種類のナナフシです。

非常に似通ったナナフシモドキという固体が存在しており、そちらに比べると長い触角をもっているのが特徴。

エダナナフシという名称の通り、ナナフシの中で最も枝に似通り全体的に細い体をしているのが特徴でもあります。

 

寿命はナナフシの平均程度の3ヵ月。

短く感じると思いますが、ナナフシは成虫になってからは約3ヵ月の寿命が一般的なので平均的な寿命を持っているといえます。

 

ナナフシモドキ

ナナフシモドキという名称の昆虫ですが、これこそが一般的にナナフシと呼ばれている固体です。

先ほども紹介したエダナナフシと非常に似通っていますが、最大の違いは触覚の長さ。

エダナナフシと比べるナナフシモドキは非常に短い触角という特徴があります。

 

またメスが単為生殖をおこなうので自然界にオスはほぼ存在していないという特徴もあります。

 

寿命についてはこちらも平均的な3ヵ月。

ナナフシとしては短くも長くもない平均的な寿命です。

トゲナナフシ

名称の通りトゲトゲとして手に刺さりそうな棘を身体に持っているのがトゲナナフシです。

様々な色の個体が存在していますが、いずれも特徴は棘。

ちくちく痛そうな棘を持っているナナフシがいればそれはトゲナナフシという事になります。

 

生態系についてはこちらも単為生殖。

オスは繁栄に必要がないという可哀想な存在になっており、自然界にもほぼ存在していません。

また寿命はこれまで紹介した種と同じく約3ヵ月となっています。

トビナナフシ

トビナナフシは短い翅をもっているのが特徴的なナナフシです。

どことなく小さなバッタのような見た目をしていますが、非常に細くナナフシの種であることは一目瞭然でしょう。

細いバッタのような見た目と覚えおいてください。

 

寿命に関しては成虫になってから約3ヵ月。

ナナフシは殆ど3ヵ月の寿命になっています。

 

ナナフシの卵は鳥に食べられても孵化する

ナナフシは移動速度が低く擬態能力に特化した昆虫です。

普段から擬態しており人間でも見つけるのは大変ですが、天敵である鳥類に見つけられ食べられてしまうという事も自然界では多々あります。

 

天敵の鳥類に捕食されてしまう際には、ナナフシの卵も一緒に鳥類に捕食されてしまいます。

従来の考えでは、捕食された際に卵も消化され絶命すると考えられていたのですが、驚きの研究結果が明らかになりました。

 

その研究結果というのが、3種類のナナフシ。

ナナフシモドキ

トゲナナフシ

トビナナフシ

の3種類のナナフシの卵は鳥類に捕食されても鳥類に消化されることなく排泄されること。

そして、排泄された後に孵化する卵まである事が明らかになりました。

 

排泄された場合の卵の孵化率は100%ではなく20%~5%程度と高いとはいえません。

しかし、ナナフシの卵は鳥類に捕食される可能性をも考慮して進化を遂げていたことが明らかになったんです。

 

地味すぎる発見ですが、移動する手段が殆どないナナフシの分布が増える理由が鳥類に捕食される為である可能性も十分あります。

今後研究が進むのが楽しみです。

もしかしたらナナフシが敢えて鳥類に見つかり遠距離に子供たちを運んでいる可能性すら出てきたわけですから!

まとめ

いかがでしょうか?

ナナフシの種類とナナフシの不思議な生態について紹介しました。

 

現時点ではまだ鳥類に捕食されても卵が孵化する可能性があるという発表どまりですが、もしかするとナナフシは敢えて捕食されている可能性もあります。

研究が進むにつれどんな真実が明かされるのか?

ナナフシが鳥類を利用している可能性が本当にあるので、今後の研究結果が本当にめっちゃくちゃ楽しみ♪

 

ナナフシの飼い方や幼虫・生態・好みの葉っぱの探り方についてはこちらです。

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