日本の沖縄や小笠原諸島に棲息している海鳥・オオアジサシをご存知ですか?
絶滅危惧種に指定されている鳥類であるために、観たことがある人は滅多に居ないと思います。
それもそのはずで日本では、沖縄にもいるのですが主な生息地は尖閣諸島と西之島。
少し前に噴火が始まった東京都の小笠原諸島に属する西ノ島。
普通に行ったことが無い人が大半だと思うというか99%の日本人は訪れたことがない島が生息地なので日本人からすると非常に珍しい鳥と言えるでしょう。
そんなオオアジサシですが、噴火活動が2013年から続いている西之島で繁殖が確認されたという嬉しいニュースが飛び込んできました!
せっかくの機会ですので、オオアジサシについて紹介していきます!
オオアジサシの姿
オオアジサシはチドリ目カモメ科アジサシ属に属している鳥類です。
全長は45cm前後であり、開羽時は115cm前後になるとりです。
体重は300~400g程度と大きさを考えると比較的に軽いのが特徴でしょう。
見た目的な特徴はディズニーピクサーに登場しそうな愛くるしい姿です。
鮮やかな色をした嘴に白い胸元。
頭は綺麗な黒色をし身体は灰色であり、おまけにキュートな足が魅力的な鳥さんです♪
めちゃくちゃ可愛いですし、このままでもディズニー映画に出れちゃいそうですよね!
というか、観たことある気がする!
(´ω`*)
可愛い姿はさて置いて、生態系の話をしていきます。
生態系・食べ物
世界的にはインド洋~西太平洋に棲息しているのが確認されています。
夏の季節にアフリカ大陸の南西部~オーストラリアやフィリピン付近など。
比較的に日本の近くで繁殖することが確認されている鳥類であり、数こそ少ないですが日本の西之島や尖閣諸島でも繁殖が確認されていますが。
日本と言っても尖閣諸島は中国と揉めている島であることやそもそも人が住めるほど大きくは無いこと。
西之島に関しては2013年から続く噴火の以降、一般人が寄り付けないことなど。
オオアジサシが生存している地域には滅多に近寄ることが出来ず、生で見たことがあるのは沖縄などに在住している方が飛んでいる姿や不意に海辺に降りていた時だけだと思います。
そういった理由もあり可愛いらしいキュートな姿ですが、日本では知名度が低いです。
また、オオアジサシになじみが薄い理由はもう1つあります。
その理由というのは、オオアジサシが基本的には飛翔しながら水面下の獲物を探すという生態の為です。
基本的には海上を飛び、水面下に獲物を見つけると急降下して獲物を捕食します。
つまり、陸生ではなく滅多に人間など危険な動物の近くに降り立つことはないの為。
さらには、基本的な生息地が日本ではない為に一般的になじみが薄いということになります。
絶滅危惧種の理由
オオアジサシが絶滅危惧種に指定されている理由。
それは悲しいことに、人間による狩猟が原因だとされています。
元々はそこまで生態としても弱い鳥ではなく、明確な天敵は人間くらいと言われています。
勿論、猛禽類に襲われることはありますがそれを避けるために生息地を転々とし西之島や尖閣諸島など。
人はおろか生物も基本的に存在していない島を根城にしています。
戦う能力ではなく環境適応能力を身に着けることで、天敵から逃げたタイプの鳥であるといっていでしょう。
しかし、そういった環境適応に特化した動物は人間からすると良い獲物。
行動力も低いですし、危険性も低いなど。
人間からすると本当に格好の獲物の為に、狩りの対象としてうってつけということになります。
その結果、現代まで個体数を減らし続け絶滅危惧種に指定されるまで個体数が減ってしまいました。
私が思う事
オオアジサシについて紹介しました。
元々は西之島でも繁殖していたのですが、13年の噴火以降は確認されていませんでした。
しかし、噴火活動がある程度落ち着いてきた18年にはついに繁殖活動が確認されました!
噴火という天災が理由でしたが、どうであれ戻ってきてくれたのは嬉しいですよね♪
ディズニー映画に出てきそうなキュートで可愛らしい姿ですし!
今後も個体数が増えて、一般人でも生で見る機会が増えてくれたらなって思います。
可愛い鳥は増えるべき!
鳥好きとしては、もっと鳥が増えて生態系とかいろいろ調べてもらえると嬉しいですから。
特に、ペリカンとかペリカンとかペリカンとか(笑)
加藤純一最強!加藤純一最強!