神奈川県の大磯町の問題で、前々からニュースで取り上げられる機会が多かった給食の異物混入問題。
これまでも問題になっていましたが、遂に法的処置による契約解除まで発展しました。
いったいなぜ契約解除まで発展してしまったのか?
大磯町で実際に起こった事件であり、今後日本全国で起こり得る事件について紹介していきます。
[cc id=”55″ title=”目次”]
町立中学校とのデリバリー契約解除
事件が起こったのは町立中学校です。
その学校では中学校の昼食は年契約している配給デリバリー業者・エンゼルフーズが提供する給食になっていました。
しかし、このサービスの業者から提供されている給食に異物が混入しているという事案が発生。
これが1度2度で済めばよかったのですが、その後も何度も同じ事件が発生する事態に陥りました。
その結果『改善の余地が観られない』という理由で3月まで契約されていた年間の契約を昨年の9月に打ち切りました。
違約金としてエンゼルフーズから約200万円の返金が町立中学校に支払われます。
今回の問題が起こった本質的な理由。
それは、異物混入であるといわれていますが本当のところは『そもそもマズイ』と生徒たちに不満が募っていた為といわれています。
実際に大磯町の学校に通う学生たちのインタビューなどでも『まずい』という意見が非常に多かったです。
その為、そもそも生徒たちは早く給食のサービス会社を変えて欲しいと思っていたようです。
こういった状況の中で、給食だから仕方ないと我慢してたのですが異物混入事件をきっかけに本格的に契約解除の依頼が殺到したそうです。
異物混入というのがきっかけではありますが、本質的な理由は『給食がまずい』ということだった。
今回の事件で観るべきは、まずい給食しか提供できない企業といつまでも契約していていいのか?ということでしょう。
不満が募れば学生たちも言葉を発することが出来るのが現代のインターネット/SNS社会ですからね。
今後もまずい給食を提供している地域では同じような事件が起こると思っています。
日本全国で同じ事件は行るのか?
日本全国で今後も同じような事件が行るのか?
起こる可能性という意味ではまず間違いなくありますし、下手すると既に起こっている可能性もあります。
その理由は、給食に限ったことではないのですが現代の契約というのは『コスト面の見直しで安く提供できます。』というのが大きな評価を得られる為です。
他社より安く他社よりもいいサービスを提供できる。
このように言われれば当然ですが、契約する側から美味しいサービスなので契約を結んでしまいがちです。
しかし、今回の大磯町での大きな間違いが起こった以降。
今後はしっかりとした業務内容を把握できる業者であり最低限美味しい給食を提供できる企業との提携がメインになると考えています。
これまでのようにコスト面に重点を置くのではなく、多少コストがかさんでも信頼できる企業との契約。
長年マンネリ化していた契約ではなく、しっかりとした企業との契約を目指すために『業者ではなく給食センター側との契約が増えていく』と思います。
もしくは親御さん方式などが増える可能性もあるでしょう。
全体的に安定感のある業者との契約が増えていく。
それが今後の日本全国での給食契約になっていくと思います。
最後に一言
中学校の給食に異物混入事件が起こっていましたが、遂に契約解除に発展しました。
今回の事件は単純に異物が混入していただけではなく、まずいというのが最大の理由だと思いますけどね。
それでも今回の事件が日本全国の給食を見直すきっかけになる可能性が高いので、起こってよかった事件とも言えるでしょう。
まずい給食や半端なサービスしか提供できない企業は淘汰されるべき。
当たり前ですが、全体をよくするためには仕方ない犠牲だと思います。
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