ワインの中でも最高レベルの知名度を誇るワインがボンジョレ・ヌーボー。
ワインを飲まない人でも、ボンジョレ・ヌーボーの解禁日を報じるニュースなどで名前を耳にしたことはあると思います。
解禁日が報じられることから、人気であり美味しいワインという事は想像が付くと思いますが、解禁日がいつかご存知でしょうか?
実は、ボンジョレ・ヌーボーの解禁日は毎年一定の条件で固定されています。
知名度が非常に高いボンジョレ・ヌーボーになぜ解禁日があるのか?
解禁日が設定されている理由を解説していきます。
[cc id=55 title=”目次”]
ボンジョレ・ヌーボーとは?
解禁日の前にボンジョレ・ヌーボーとはなんなのか?を解説していきます。
ボンジョレ・ヌーボーとはワインの種類の事であり、正式にはボンジョレーワインと呼びます。
またボンジョレーとはフランスにある地方の名称であり、その地方で特定条件で生産されているワインです。
フランスで有名なワインの1銘柄であり、ワインのジャンルとしてはブルゴールワインという品種に属するワイン。
ボンジョレ・ヌーボーと呼ばれているワインは、ボンジョレ―で生産された赤ワインのみの名称。
同じくボンジョレ―で作られても白ワインの場合は、ヌーボーと名乗れないそうです。
そんなボンジョレ・ヌーボーが誕生した理由は、その年のワインの出来栄えをチェックするため。
元々はワインの値段を決める為に行われていた新酒の味見会だったのですが、それがボンジョレ・ヌーボーが人気となり一大イベントに発展。
根付いた文化が日本にも伝わり、日本でもボンジョレ・ヌーボーの解禁日は一大イベントとなっています。
解禁日はいつ?解禁日が出来た理由は?
ボンジョレ・ヌーボーの解禁日は固定されています。
解禁日として固定されているのは11月の第3週の木曜日。
月曜日でも日曜日でもなく、木曜日なので間違えないよう注意してください。
毎年11月3週目の木曜日はワイン好きにとってはお祭りということです。
なので、プレゼントとして友人や恋人にワインをプレゼントしようと思う人は覚えておくといいと思います。
解禁日が11月3週目の木曜日に固定されているのには当然理由があります。
その理由というのは、先ほども解説した通りボンジョレ―で生産されたワインがボンジョレ・ヌーボーであること。
ボンジョレーで生産されていれば全ての赤ワインがボンジョレ・ヌーボーと名乗り売り出せる商品であることに関係しています。
銘柄が有名になったことで、製造業者はライバルよりも1日でも早く赤ワインを醸造して早く売り出したくなります。
早く売り出せば、その分だけ売り分を独り占めでき、より多く儲けが出るわけですから。
この早く売り出そうという売買競争が始まった結果、銘柄はボンジョレ・ヌーボーなのに非常に品質の低いワインが売り出される時代に陥りました。
ボンジョレ・ヌーボーという銘柄を地に落とさない為に、製造業者が協定を結び11月3週目の木曜日に解禁しよう。
つまり、11月3週目の木曜日にみんなで売り出すルールを作ることで、1人1人の売り上げではなく銘柄の質を保つ事を決めたわけです。
その結果、現代では毎年一定の時期に解禁されることで安定した美味しさが提供されワイン好きの方々に親しまれる一大イベントに成長したわけです。
[cc id=16 title=”アドセンス”]解禁日前に飲むと法律で罰せられる?
ボンジョレ・ヌーボーは解禁日があると解説しました。
その理由は、作る時期の競争を無くし品質、味を保つ為です。
そんなボンジョレ・ヌーボーですが解禁前に飲める人は飲めるのも事実。
小売業の人や輸送業者などは、その気になれば飲むことは出来ます。
どんな理由であれ解禁日前に飲むことが法律で罰せられるのか?
その答えは単純で、罰せられません。
先ほど解説した通り、そもそもボンジョレ・ヌーボーの解禁日が設定されている理由は売り手側・製造側の理由です。
なので、ボンジョレ・ヌーボーを解禁日前に飲んだとしても日本でもフランスでも罰せられることはありません。
もちろん、飲む行為ではなく飲む為に法律を侵していれば罰せられますけどね。
解禁日は製造側の都合であり、飲み手側が解禁日前に飲んでも問題はありません。
ただし、当然ですが解禁日前に飲んだことを自慢するようなことは控えるようにしましょう。
法律では罰せられませんがボンジョレ・ヌーボーを飲むものとしてのモラルがなっていません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本でも解禁日がイベントになっており、ニュースなどで報道されることからも最も知名度が高いワインであるボンジョレ・ヌーボーの解禁日を解説しました。
私はワインを飲みませんが、日本でも非常に人気のワインでありワイン好きの人たちにとっては毎年解禁日が待ち遠しいワインでしょう。
ニュース番組などでも嬉しそうにボンジョレ・ヌーボーを買っていく人たちを見ると、ほがらかな気持ちになりますもの。
きっとおいしいワインなんでしょうね。
周りにワイン好きの方がいるのであれば、11月の第3木曜日にボンジョレ・ヌーボーを購入してプレゼントするといいかもしれません。
きっと喜んでくれると思いますよ。
コメントを残す