秋の季節に美しい鳴き声を聞かせてくれるのがコオロギ。
日本では古くから好まれている昆虫であり、枕草子などでも登場しています。
そんなコオロギですが、いったいどんな鳴き声をしているか思い出せますか?
また秋の季節の昆虫とは分かっても、コオロギの季節ってご存知で無い方が多いのではないでしょうか?
意外に知らなかったりふとした時に思い出せないコオロギの鳴き声や時期について解説していきます。
[cc id=55 title=”目次”]コオロギとは?
コオロギは、その見た目から想像が付く通りバッタの親戚にあたります。
同じくバッタ科のキリギリスに近しい昆虫であり、DNA的には人間から疎まれるゴキブリにも近い昆虫です。
このコオロギですが実は日本にいるコオロギの代表格だけでも4種類存在しています。
エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、オカメコオロギ、ミツカドコオロギ。
これらの4種類の代表的なコオロギが日本では生息しており、地方にもよりますがこれらが一般的にコオロギと呼ばれている種類です。
鳴き声で判別が可能なので、一般的な4種類のコオロギの鳴き声を解説していきます。
鳴き声はどんな声?
まず最初にエンマコオロギの鳴き声から紹介します。
キリリリリ― キリリリリー
とコオロギらしい鳴き声を一定間隔で鳴くのが特徴的で、秋の季節にこの音を耳にしたことがあると思います。
日本では一般的なコオロギの1種類であり、コオロギの音というイメージ通りの鳴き声をしてくれるのがエンマコオロギです。
次に紹介するのがツヅレサセコオロギ
リッリッリッリッ
一定間隔でリッという音が何度も鳴り響くのがツヅレサセコオロギの鳴き声です。
関東地方ではこの鳴き声を聞いた方が多いと思います。
3種類の目として紹介するのがオカメコオロギの鳴き声。
リッリッ! リッリッ!
短く高い鳴き声を連発するのがオカメコオロギです。
かなり特徴のある鳴き方なので、コオロギの種類を鳴き声だけで判別しやすいコオロギの種類です。
高い鳴き声が短く連発したらそれはオカメコオロギの鳴き声ですよ!
最後に紹介するのが、最も人気のある鳴き声のコオロギ、ミツカドコオロギです。
リリリリリリ リりリリリ リィィィィ!
コオロギらしい短いリリリリという鳴き声と時たま来る高い『りぃぃぃ』という鳴き声。
最もコオロギらしいと思う鳴き声で、凄く人気なのがミツカドコオロギです。
エンマコオロギと比べて、『りぃぃぃ』っていうアクセント的な鳴き声が最高に好きだという方が多い理由ではないでしょうか?
せっかくなのでコオロギの鳴き声を判別しやすいようにまとめます。
短いキリリはエンマコオロギ。
リッリッリッリッという鳴き声が連発し続けるのがツヅレサセコオロギ。
リッリッ!を短く繰り返すのがオカメコオロギ。
リリリリにリィィィィ!がアクセントとして混ざっていればミツカドコオロギです。
秋の季節にコオロギの鳴き声を聞いた際には、特徴を理解して種類を調べてみましょう!
[cc id=16 title=”アドセンス”]季節の時期はいつ?
コオロギと言えば秋を想像すると思いますが、実はコオロギは種類によって季節が異なる昆虫です。
寒い地域にいるコオロギもいれば、暖かい地域にいるコオロギもいるのは生き物であることから想像が付くと思いますが、そういった理由で時期が異なります。
日本では基本的には秋の季節に鳴き声を聞かせてくれるので、コオロギの季節は秋というイメージが強いですが、実は明確な時期は種類ごとに異なる生物です。
現実的な話としてコオロギは種類ごとに鳴き声を聞かせてくれる季節が異なるのですが、一般的にはコオロギの季節は想像する通り秋です。
秋を彩る風物詩ともいえるのがコオロギという昆虫なので、季節の話として出来てきた場合は限りなく100%に近い確率で秋を表現しています。
一般的な会話や小説などで、コオロギという単語が登場したら秋の事を指しているんだと考えましょう。
種類によって違います。なんて答えると『そういう話じゃないから』と突き返されてしまうので要注意。
コオロギ=秋の昆虫というイメージが強く一般的には秋を表現する昆虫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
秋の季節に美しい声色を聞かせてくれるコオロギの解説でした。
一般的にコオロギと言われているのはエンマ、オカメ、ツヅレサセ、ミツカドの4種類のコオロギ。
どの種類も声色で判別が付けられるので、秋夜にコオロギの音色が聞こえたら種類を判別してみると風情をより楽しめると思います。
聞こえている音色が、どういったコオロギの声なのかが分かると、秋を深く感じられと思いますよ。
秋の風物詩ともいえる昆虫・コオロギの解説でした。
それでわっ
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