インターネット上の特定のサイトにアクセスできなくなるブロッキング措置。
これまでにもポルノ関連には施行されていたのですが、遂に著作権違反の海賊版サイトにも適応されるようになりました。
一見すると海賊版サイトのアクセスを遮断を決めた政府さんグッジョブ!
( ´∀`)bグッ!
と思える出来事なのですが、賛否両論分かれているのでブロッキング措置に否定的な意見について調べてみました。
意外にも、漫画村を呼んでいた人ではなくもっとしっかりと考えた人も反対意見を出していました。
色々と考えるとブロッキング措置も怖いかも。
そう思える内容でしたので紹介していきます。
海賊版サイトのブロッキング措置とは?
今回施行されたのは海賊版サイトに対しての緊急措置でした。
その内容は、プロバイダー会社に『特定サイトへのアクセスをブロックさせるブロッキング措置の施行です。』
この政府からの指示に対しプロバイダー会社が対応したことで、現時点では漫画村には接続することが出来なくなっています。
危険だったり違法だったりする海賊版サイトへのアクセスを完璧に遮断するという手際の良さを見せてくれました。
特定のサイトへのアクセスを封じ警告画面に誘導する。
こういった事で特定のサイトへのアクセスを完全に封じてくれるのがブロッキング措置というモノです。
現時点では緊急という事もあり『特定の名指しされたサイトのみ』ですが、今後はどんどんプロバイダー会社に独断で行うように指示が出ています。
海賊版サイトを潰すために支援者からのアクセスを絶つ。
法律の抜け道を通りまくり、海外にサーバーがあるので日本の法律は適用されません。
そんな舐めきった対応をしてくる海賊版サイトを潰す為のやむなしの戦略がブロッキング措置だったといえるでしょう。
ここまでの話を聞くと、政府がやむなしにブロッキング措置を施行した。
海賊版サイトを潰す為には仕方ないし、どこにも問題がなく聞こえると思います。
私も実際に調べている時は、一切問題を感じませんでしたから。
しかし、問題なのはココからです。
ブロッキング措置に対してまともな反対意見を発言している方々の話を聞くと予想以上に危険な気がしてならない制作であることが明らかになりましたので紹介します。
ブロッキングは憲法違反との声も
現時点でまともな反論として最も大きく取り上げられているのが『憲法違反』という指摘です。
日本にある憲法21条。
通信の秘密や検閲の禁止といった『日本国民がインターネットでサイトを自由に閲覧する権利や閲覧したサイトを秘密にできる権利。』
そういった日本という国が守るべき憲法を侵害している措置であるという反論です。
しかし、今回政府が止めたのは海賊版サイトです。
その為『別に問題ないし反対意見している人が意味不明』という風に感じると思います。
でもですよ。
しっかりと反対派の方々の意見を聞いていくと真っ当な意見もありました。
その真っ当な意見というのは『利益侵害を理由に止められるようになると、適当な理由で政府にとって都合の悪いサイトにブロッキング措置が可能になる』というモノです。
今回は出版社が大きな被害を受けている為にブロッキング措置を施行しましたよね?
しかし、次に他のお店やテレビ業界が被害を受けているという理由で『YouTubeやニコニコ動画』といったサイトにもブロッキング措置が施行できてしまいます。
挙句の果てに、都合の悪い報道をしているサイトの過去記事を漁り適当な理由で不都合なサイトもブロッキング。
今回のブロッキングは緊急であり一時的なモノという事ですが、やはりブロッキング措置が法整備される前に施行されたのは大問題だと思います。
政府の一言でプロバイダー会社が対応してしまったというのは、大きな問題ですし1つ目の事例が出来てしまったという事実は非常に危険でしょう。
『前回も同じ理由でやったので今回もやるべきでは?』と考え、政府にとって不都合なサイトへのアクセスをブロッキングしかねないですからね。
海外ではブロッキングは合法
現代の日本ではブロッキング措置に関しての法律はありません。
しかし『海外ではブロッキング措置は法的な手順を踏み適正と判断されれば法律で出来るように整備されている』んです。
その為に、海外のサイトというのは比較的に海賊版サイトが少ないんです。
やってもブロッキング措置を取られて終わりですからやる労力を考えると意味がないという事でしょう。
海外ではブロッキングに対する法律が既に存在している。
少々遅れた形になりますが、日本でもブロッキング措置が始まる時期がもうすぐそこに迫っているのがわかると思います。
しっかりとした法整備で日本でもブロッキング措置が合法的に可能になるのはあと少しでしょう。
反対意見人達の話を聞くと政府にとって都合の良し悪しでサイトがブロッキングされるかも。
そんな不安を抱くと思いますが、実のところは『しっかりとした法整備が行われれば問題はないのでそこまで不安を抱く必要はありません。』
海賊版サイトなどやましいサイトを運営している人は大いに震え上がるべきだと思いますけどね(笑)
最後に一言
海賊版サイトが遂に終わる時が来たと思うと一安心です。
ああいった便利そうなサイトほど何が潜んでいるかわからないですからね。
出版社とうの権利も守られそうですし、これで安泰安泰。
さようなら海賊版サイト!
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