高崎山自然動物園と言えば、野生のニホンザルを多く見ることが出来る日本有数の動物園です!
猿と言えばの動物園と言って過言ではなく、
人気投票や赤ちゃんの名前投票
などがニュースで取り上げられるほど人気の動物園で有名ですよね!
そんな野生のニホンザルが観れる名所にて、ニホンザル達によるストライキが発生しました!
いったいどんな理由でストライキが発生したのか?
そして、今後ニホンザルたちは高崎山自然動物園に戻ってきてくれるのか?
高崎山自然動物園でのニホンザルストライキ事件について触れていきます!
高崎山自然動物園とは?
高崎山自然動物園とは、その名称の通り自然を生かしている動物園で多くの猿が観れることで有名な動物園です。
多くのニホンザルが訪れる事で有名ですが、この動物園では猿を飼育しているのではないんです。
ただ単に近くの山に住んでいる野生のサルたちが
エサを目的に一定の時間帯にやってくる
という仕組みになっており、より野性的な猿が観れるという点がこの動物園最大の魅力でもあります。
野生の猿は攻撃的なことや作物を荒らすことで有名でもありますからね。
安全性が考慮される状況下で野生の猿を見れるのは日本で高崎山自然動物園だけと言っても過言ではない。
それほどまでに珍しい環境が整えられている動物園なんです!
動物園誕生の流れ:野生の猿に餌付けしてる理由
野生の猿に餌付けをすることで、見世物にしているなんてひどい!
そう思う方も多いと思いますが、実は高崎山自然動物園で猿にエサを与えるようになったのは猿を守る為でもあるんです。
エサをやることがどう猿を守ることに繋がるのか?
それは単純に猿がエサにあぶれないようにするということだけではないんです!
元々この地域の猿は農作物を荒らすことで有名でした。
それに困り果てた高崎山付近の人々は猿から農作物を守るためにエサを与える事を考えたんです。
安全な場所でお腹を満たせるようにすれば、猿は農作物を襲う必要がなくなり、簡単に猿から農作物を守ることが出来るわけですね。
しかし、農作物を守るために猿にエサを与え続けていてはお金は減るだけ。
財政維持だけでも大変になってしまうわけです。
そこで考えだされたのが、農作物を守るために餌付けする場所をニホンザルの観光地にしてしまえばいい!という発想です。
この考えこそが、高崎山自然動物園が生れたきっかけであり、結果として猿を守っている動物園でもあると言われる所以です。
安定したエサを与えることで、猿が農作物を襲う事がなく被害が出ない。
被害が出ないので、猿に対しての過度な対応を農家が取らなくなる。
このような流れで結果としては、ニホンザルを守っている動物園であるといえるわけです。
サルがストライキ
結果としてニホンザルを守る事になっている高崎山自然動物園。
毎日のように山からニホンザルがやってきていたのですが、動物園側の対応に不満を感じた猿たちが動物園に来ない。
人間風に言うストライキが行われています。
猿が動物園に来なくなってしまった理由は単純です。
動物園側の思惑で年々1頭当たりのエサの量を減らし続けてきたためです。
エサの量を減らし猿の数が増え過ぎないように抑制する目的だったのですが。
エサが少なすぎて猿たちは野生でエサを確保するようになってしまいました。
同動物園は過去にも同じように失敗をしたことがありその際には結果としてニホンザルが農作物を荒らす事態に発展しました。
今回も同様の被害が出る/すでに出ていると考えられます。
ニホンザルは戻ってくるのか?
今回の事件で最も気になるのが、ニホンザルが戻ってくるのか?ということでしょう。
人間のエサ数に不満を持ち、山で取ることを選んでしまったニホンザルたち。
彼らが高崎山自然動物園に最終的に戻ってきてくれるのか?
その答えは
エサの量を増やせば戻ってくる
というのが答えだと思います。
ただし、今後ニホンザルに対して強硬手段に出たところで高崎山自然動物園には戻ってこないと予想します。
より一層人間への不信感を強め、野生で生きること。
人間との非共存を選ぶ生き方をしていってしまうでしょう。
ニホンザルの数をコントロールしようとした。
この事自体が間違いであり、理由があるのは明白とは言え、人間側がかなり身勝手な事をしているわけですからね。
帰ってきて欲しいのであれば、素直にエサを増やすべきだと思います。
高崎山自然動物園への行き方は?
最後になりますが、高崎山自然動物園への行き方について紹介しておきます。
高崎山自然動物園へは大分駅の北口。
バス乗り場2番に停車する大分交通バス 別府・国東方面行きに乗ってください。
おおよそ25分程度の所要時間で到着し、料金は片道410円となります。
少々時間がかかりますが、その分人里から離れているのが魅力です。
野生で生きるニホンザルにであることが出来る。
是非行ってみてください。
まとめ:サルは馬鹿じゃない
人間の安易な行為でニホンザルにストライキを起こさせてしまった今回の騒動。
今後の態度次第で猿たちは戻ってきてくれるとは思いますが、人間がより諂う形になってしまうのはいかがなものかとは思います。
あまり調子づかせると本当に民家とか襲い始めたり、農作物を荒らし始める可能性がありますからね。
ストライキに発展するほどにエサを減らす必要はなかった。
これは断言できますが、匙加減も難しいでしょうしね。
怒ってしまった事は仕方がないので、いち早く自体の収束を願うばかりです。
ニホンザルに栄光あれ!
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