うるう秒はなぜ生まれたの?影響は1日の定義を守る為に非常に重要!

うるう年をご存知ですよね?

基本的には4年に一度の間隔で訪れる2月28日のあとにもう1日。

2月29日が存在する年の事をうるう年と定義しています。

 

そのうるう年の存在理由というのが、地球が太陽の周りを回る公転の速度がぴったり365日では無い為です。

1年で1/4日分のズレが生じているので4年に一度丸1日日数を増やし対応しているわけです。

 

そんなうるう年と似通っているうるう秒をご存知でしょうか?

年ではなく秒という1分よりも短い言葉が付いているうるう秒…

いったいこれがなんなのか?

近年では廃止するか否か?という話題がニュースになる事も時たまにあるモノなのです。

 

いったい何のために存在しているのか?

何が原因で生まれた理論なのか?

そして、何が気にくわないために廃止の決議を取っているのか?

 

うるう秒いついて紹介していきます!
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うるう秒とは?

うるう秒について紹介していきますので、最初にうるう秒とは何かについて紹介します。

 

同じ名称を冠するうるう年というのは先ほども軽く紹介しましたし大抵の人は

正しい時間に合わせる為のモノ

であるという事を知っていると思います。

 

正しい時間と季節を合わせるためにうるう年は存在しているんです。

裏を返せばうるう年というのは、地球の角度と人類の季節を整えるために存在している定義です。

 

そんなうるう年と同じ『うるう』を冠しているうるう秒。

こちらもうるう年と同じく

地球の角度と人類の時間の定義

を一致させるために存在している物です。

 

なんとなく予想は付いていたと思いますが、なぜうるう秒が必要になったのか?

秒単位で時間を合わせる必要が出てきた理由を紹介していきます。

 

時間の定義とは?

うるう秒は正確な日時に合わせるためのモノだと紹介しました。

しかし、そもそもの話として時間とは何でしょうか?

うるう秒の存在意義を理解するために知っている様で忘れがちな時間について紹介します。

 

時間の定義とは18世紀前後の科学者たちが地球が太陽の周りを回る公転と地球が1回転する自転から計算しました。

その為に、1日とは24時間であり1440分である86400秒。

1日が24時間であるという定義から秒などの時間も決定されたわけです。

 

だったらなんで現代のうるう秒なんていうのが必要なの?

地球の回転が変わらない限り24時間のままでいいんじゃ?と思いませんか?
(; ̄ー ̄)…ン?

 

地球なんて馬鹿でかい天体の回転速度が変わるはずない?

なんとなく予想がついていると思いますが、実はこれが大きな間違いだと判明してしまったんです。

そう。

地球という天体の回転速度は

年々遅くなっている

ということが明らかになった為に秒を入れて時刻を調整しているんです。

 

必要性については賛否別れているのですが、うるう秒を入れる事で時間も性格に合わせることが出来る。

1日の朝の時間も秒単位で正確にしよう!

そういった試みが元となりうるう秒は誕生しました。

うるう秒が必要な理由を分かりやすく!

現代では世界各国が採用している国際原子時というのが存在しています。

地球が自転しているので太陽を向いている時間帯が異なるので

本来であれば朝の時間とその定義は国ごとに異なります

が国際的な話をする際などに日時が合わなくならないように、国際として使う時間が存在しています。

 

その時間は非常に正確に時を刻むことが出来る原子時計が刻んでいます。

名称からも想像が付くと思いますがこの原子時計が時を刻む間隔は

寸分の狂いもない

という特徴があり、これが原因となりうるう秒は誕生しました。

 

先ほども言いましたが時間定義は18世紀の科学者がその時代に測量した地球の1回転。

つまり、18世紀の時代の1日の時間を正確に刻んだものです。

 

しかし、先ほども紹介した通り現代では

地球の回転速度は遅くなっている

ので、寸分の狂いもなく秒を刻み続ける原子時をそのまま使うと極端な話をすれば

昼夜が逆転する

という状況にまで陥りかねません。

 

本来であれば地球の1日に合わせる時間です。

しかし、それを地球の回転が遅くなっていることを知らずに18世紀の1回転に合わせてしまいました。

その為に現代の原子時計というは、正しく秒は刻んでいるのですが

本来の定義すべき1日を刻んではいない

という状況に陥っているわけです。

 

昼夜逆転…そんなバカなことをさせない為にも秒単位のズレをなくすためにうるう秒が存在しているんです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

うるう年ならぬうるう秒について紹介しました。

 

分かりやすく言いますと、時間とは地球の1日を計ったモノであり本来であれば1日が24時間と定義しています。

しかし、18世紀ごろに登場した原子時計という秒を寸分の狂いもなく刻む時計が登場したこと。

そして、その時計を国際原子時と定めてしまったことで地球の回転速度が遅くなっている現代の1日とは定義が合わなくなってしまった。

 

現代では24時間が1日ではないのですが、原子時計を国際基準にした為にずれに対応できないわけです。

これに対応するためにうるう年ならぬうるう秒を誕生させズレを修復している。

 

つまり、うるう秒とは1日のズレをなくすために存在している定義ということです。

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