秋の季節に強烈な匂いを発生させる銀杏。
あまりの匂いから邪魔者扱いされがちですが、実は食べられる食材なんです。
それも秋の風物詩的な存在であり、好きな人はとことん好きな食材。
実は美味しい銀杏。
臭すぎる匂いの果実の剥き方や、美味しい食べ方などを解説してきます。
[cc id=55 title=”目次”]
銀杏の食べる部分と味は?
とても臭い事で知られる銀杏。
当然ですが、あの強烈な匂いを発している部分を食べるわけではありません。
あまり知られていないと思うので、強烈な匂いを発している部分と食べる部分を解説していきます。
まず最初に銀杏と言えばのあの強烈な匂いを発しているのは銀杏の果実の部分です。
触るとモモのように、柔らかい弾力のある部分がとんでもなく強烈な匂いを発しています。
そして、銀杏を食べる部分というのはその果実に守られている種の部分。
種と聞くと美味しくなさそうな気がすると思いますが、考えが変わると思うのでこちらをご覧ください。
これが銀杏の食べる部分です。
果実の中にはピーナッツに似た堅い殻が存在し、その中の緑色の部分が銀杏の食べる部分です。
美味しそうですよね?
緑の部分はムッチリとした歯ごたえのあるグミのような食感。
味は、程よく甘く少し苦味があります。
この独特な味の銀杏に塩を掛けたり炒ったりして食べると美味しいんです。
銀杏とは強烈な匂いの部分を食べるのではなくて、中にある独特の味の種の部分を食べる食材です。
銀杏の果実を取り除く簡単な方法
銀杏は強烈な匂いを発する果実ではなく種を食べると解説しました。
しかし、強烈な匂いを発する銀杏の果実が種を守る為に存在しているのが分かる通り、果実を取り除くのは大変です。
普通に手で剥こうとするとまず間違いなく失敗し皮は剥けずに終わります。
それどころか強烈な匂いで銀杏を捨てたくなると思います。
そんな銀杏なのですが、実は簡単に果実の部分を取り除く方法が存在しています。
ほぼ労力を掛けずに、果実の部分を取り除けるので是非このやり方を使って銀杏の果実を取り除いてくださいね。
代表的な剥き方は2つあるのですが、お勧めの方法は後者です。
1つ目のやり方は昔ながらの方法。
銀杏の種を土に埋めて10~14日間程度埋めて置き、果実が土の微生物によって取り除かれるのを待つ方法。
出来れば庭でプランターなどを用意して、虫が入らない環境を用意することをお勧めします。
庭でやることで状況を確認しやすく、尚且つ誰にも取られないように果実を取り除けます。
ただし、こちらのやり方は古く2週間近く時間がかかってしまうのでお勧めしません。
ここからは、お勧めの銀杏の果実の取り除き方を解説します。
その方法とは銀杏を2日間程度の間、水に漬ける方法。
この方法は銀杏の実を水に漬けるだけで完了しますし、2日間もあれば果実の排除が出来るのでお勧めです。
水に漬ける際は銀杏がしっかりと沈むくらいの水で大丈夫です。
しかし、余裕を持たせるために、用意した入れ物いっぱいに水を張って銀杏を沈めておきましょう。
2日間程度した後に、目で見て銀杏の果実が剥がれていることが確認できれば果実剥がしは完了です。
方法を2つ解説しましたが、お勧めなのは水に漬ける方法。
特に必要な物もなく、2日間という比較的短い時間で完了するのでこちらの方法をお勧めします。
美味しい食べ方と調理方法は?
銀杏の果実を剥いたのちに美味しい食べ方を紹介していきます。
まず銀杏の果実を剥いたら中にある種の部分を割ってください。
ピーナッツの皮~ちょっと堅い程度の硬さなので、包丁で亀裂を入れた後に手で皮を剥くなどがお勧めです。
そうすると、皮の中から緑色の食べる部分が出てきます。
この部分をフライパンで炒ってください。
脂を引かずにフライパンで焼いていきながら、軽く塩を振ってあげると美味しいです。
銀杏の甘さと渋さに塩分が程よくからにとても美味しくなるのでお勧めです。
またフライパンが面倒だという方にお勧めなのが、オーブントースターで3~5分程度熱する方法。
アルミホイルを敷いてその上に銀杏を置いてください。
その後、3~5分熱することで程よく火が通り美味しく食べられるようになります。
この際も塩を掛けて味を調整することをお勧めします。
また、初めての際は少し長めの5分間熱することをお勧めします。
火の通り具合はトースターの種類などで変わってくるので、確実に火が通る時間を設定しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
秋の風物詩ともいえる通に好まれる銀杏の皮の剥き方と調理方法を解説しました。
銀杏というと強烈な臭い匂いという印象が強いですが、実はその強烈な匂いをさせている中の部分。
つまり、果実に守られている種の部分が非常に美味しいことで有名です。
独特の食感が昔から日本人に好まれており、果実を剥く方法を時代を感じさせてくる土に付ける方法が有名なほどです。
また銀杏を拾いに行くのが面倒だという方は、近年では果実を取り除いた種の部分が売られているのでお勧めです。
あまり知られてないのですが、銀杏は非常に癖になる食材なので興味があれば食べてみてください。
きっと気に入って、もっと食べたいと思うようになると思いますよ。
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