ジンギスカンってなんの肉・臭い肉なの?由来とひつじの肉の名称は?

ジンギスカンという言葉を聞いた事があるでしょうか?

元々は北海道で人気だったそうですが、現代では地域を問わずにこの言葉を聞いた事があると思います。

 

ジンギスカンというのが、羊の肉だという事はなんとなく知っている方が多いと思います。

しかし、実はジンギスカンというのは羊の肉の部位ではなく

料理の名称

だという事をご存知でしょうか?

 

あまり知られていないジンギスカン。

羊の肉とジンギスカンについて紹介していきます。

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マトンとラムの違いは?

羊の肉として有名なマトンとラム。

牛や豚のステーキなどと同じく、部位によって名称が異なると思っている人も多いと思います。

 

しかし、このマトンとラムという名称は

部位の名前ではなく

まったく別の事からそれぞれの肉に名称が付いています。

 

部位ではない違いを元に名称が異なっているマトンとラム。

いったい何基準に名称が異なっているのか?

 

その基準は単純です。

ひつじが若いか年を取っているか?

つまり、年齢によってラムとマトンの表記は異なるという事になります。

 

主に12か月。

生後1年を基準に定められることが多いです。

生後では細かな差をつけるのが難しく詐称される可能性もあるので現代では

永久歯の門歯

が生えているのか?いないのか?でラムとマトンを定めています。

 

ちなみにですが、この名称をハッキリと差をつけているのには理由があります。

その理由というのは、ジンギスカンが臭いと耳にしたことがあることから予想が付くように

肉に独特のクセがあるかどうか?

という、一般の人が食べただけでもハッキリと分かるほどに味が異なってしまう為です。

 

子供の頃の肉である

ラムには癖が弱く食べやすい味

なのですが、成長した羊の肉である

マトンには癖が強く匂いも強い

という特徴があり、2つの肉を全く別の名称で呼ぶようになっています。

 

ちなみにですが、羊に与えられているエサが問題ではなく

羊の肉に癖が強くなる特徴

があるようで、現代でもラムとマトンはしっかりと分けられています。

 

クセが強く食べる人の好みを大きく分けてしまうのが成長した羊の肉であるマトン。

誰でも食べやすく、焼き肉などでも親しまれているのがひつじの子供の肉であるラム。

2つは、同じくひつじのお肉ですが全くと言って良いほどに異なる味になっているのが特徴です。

ジンギスカンの由来と意味は?

ジンギスカンというのを耳にしたことがあると思います。

ジンギスカンは臭いという話はよく聞きますし、北海道の郷土料理だとも耳にすることが多いです。

 

そういった事柄から、ジンギスカンをひつじの肉と勘違いしている人が多いのですが

ジンギスカンは羊の肉の料理名

であり、羊の肉を表している名称ではありません。

 

意外に思う方も多いと思いますが、ジンギスカンは料理名なんです。

日本の、主に北海道で生まれた焼き肉料理です。

また、ちょっと変わった鉄板を使う為に鍋料理に分類されることも多い料理でもあります。

 

発祥の地は北海道というのが通説ですが、日本の岩手県や長野県にも存在していた料理です。

起源を探っていく場合は、モンゴルや中国からか?と言われがちですが中国にもジンギスカン料理は存在しておらず。

ひつじの肉を食べる文化という意味では中国から来た料理文化と言えますが

ジンギスカン料理自体の発祥は北海道

であるというのが通説になっています。

 

そして、ジンギスカンと言えば臭いという話をよく耳にすると思います。

しかし、実はあれは半分正解で半分は不正解です。

 

と言いますのも、ここまで紹介した通り羊の肉には癖の強いマトンとラムが存在しています。

ジンギスカン料理には子供の肉であるラム、そして大人の肉であるマトン。

どちらの肉も使う事があるのでジンギスカン臭いという話の元は

マトンで作ったジンギスカンを食べた

人達から伝わった間違った話という事になります。

 

食べた人たちは癖の強いひつじの大人の肉であるマトンを食べ

クセの強い味と匂いに獣臭い

という印象を強く受けたのでしょう。

 

この話が全国に伝わってしまった結果として

ジンギスカンは臭い料理

という印象が全国に根付いたのだと考えられます。

 

ジンギスカンが臭いかどうかは羊の肉次第。

臭そうだから食べたくないという方は、是非ジンギスカンに挑戦してみてください。

ラム肉を使ったジンギスカンであれば、クセも弱く安心して食べられると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

多くの人が名前だけを知っているジンギスカンについて紹介しました。

 

ジンギスカンと聞くと、羊の肉だと勘違いしている人が多いですが

ジンギスカンは料理名

であり、羊の肉はマトンとラムという永久歯の有無で分けられた2種類です。

 

臭そうだから食べたくないという人が多いジンギスカン。

実際のところはラム肉を使っていれば癖が弱く非常に食べやすい料理です。

なので、興味があれば是非ラム肉を使ったジンギスカンを食べてみてください。

 

現代では全国にジンギスカンを作るお店があることから分かる通り、きっとクセになると思いますよ。

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