東京オリンピックを迎える2020年に向けて、暑さ対策として上がっているのがサマータイム制度。
サマータイム制度というのは、太陽の日照時間が長い夏の間だけ実際の時間を2時間ズラす制度です。
2時間ずらすことで、日照時間を有効に使うとともに暑さが和らいでいる朝の時間帯に出社などをしてしまおうということですね。
クールビズなどの延長線にある政策とも言える言えます。
暑さも凌げて経済効果も期待できる!
一見するとあまりにも美味しくて一石二鳥の政策に聞こえるのですが、実はそうではないようなので今回はサマータイム制度のマイナス面について紹介します!
サマータイムは経済マイナス
サマータイムは経済効果が期待できるといわれているのですが、しっかりと計算するとマイナスなのではないか?と言われています。
積極的にサマータイムの導入を推奨している人たちは、省エネ効果と経済効果が期待できると口々に言っています。
実際にサマータイムを導入することで、時間的な余裕が増えることで経済効果は1兆円近いとも試算されています。
しかし、ここには大きな落とし穴があるんです。
と言いますのも、サマータイム制度は2時間も繰り上げる制度であり人間の身体に大きな負担がかかります。
元から過労死などが問題になる程に過酷な仕事環境×睡眠時間不足が問題視されているのが日本です。
そんな国で、サマータイム制度の導入をしてうまく対応できる人がどの程度いるのか?
元から時間が足りずついていくのにやっとなのにサマータイム制度に体調を合わせられる人が多いわけありません。
ハッキリ言えば、睡眠不足を誘発させるだけです。
大袈裟なって思った方も多いと思いますが、実は過去にも日本ではサマータイムが導入されていたんです。
それが廃止された理由というのがこちら。
過去の日本でも不満爆発で廃止
日本にサマータイムが導入されていたのは、1948年~51年の4年間。
連合軍の占領下であった日本では、サマータイムが導入されていたんです。
しかし、占領政策が終わる51年と共に撤廃されています。
その理由はなにか?
単純に2時間のズレに対して対応できず寝不足などの問題が起こり不満が爆発していたというのが理由だとされています。
たった2時間で睡眠不足なんて大袈裟だなと感じる方も多いでしょうが、実は隣国の中国や韓国、台湾などでも過去にサマータイムが導入はされていたことはあります。
どの国でも現代は廃止されており、その理由が単純に寝不足などの体調不良。
たった2時間なのですが、人間の身体はそのズレを修正することが出来ないんです。
たった2時間ずらすだけで、そんなになるか?
そう思う方は是非土日で実践してみてください。
出来るわけないって感じると思いますよ…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
アメリカの40度を超える州は不採用
アメリカでは州ごとにサマータイムが導入されている州といない州が存在しています。
その2つの大きな差というのが、日中の暑さです。
アリゾナ州という日中の気温が40℃を超えている、現代の日本ばりに暑い州ではサマータイム制度は導入されていません。
厳密に言いますと、過去には導入されていたのですが不評のあまり廃止されました。
その理由というのが、日中の暑い時間を延ばすよりも日が沈んだ後の時間帯を増やしたほうが経済効果があると見込んだためです。
アメリカと言えば適応力と判断力が凄く優れているという印象を受けていますが、こういった州ごとの政策でも大きな差を感じますよね。
流れでサマータイムを導入しようとしている節すらありますが、本当にそれがいいのか?
アベノミクスについても、色々と世界的な投資家が警鐘をならしていますし、本当にサマータイム導入すべきなのか考えて欲しいです。
まとめ
・サマータイム導入は経済効果マイナス。
・過去に日本でも不評。
・中国や韓国、台湾でも不評で撤廃。
・アメリカの州でも日中が暑い州は導入せず。
色々と調べてみると、サマータイム導入は日本にとってマイナスになりそうです。
サマータイム導入が安倍政権が倒れる理由になりそうな気もしなくはないですね。
睡眠不足のイライラって凄くイライラ度高いですから、それが政権に向かうと非常に危うい気がします。
日銀の物価目標も曖昧になってきていますし、サマータイム導入で政権倒れるとか国としての恥ずかしさは感じますね…(笑)
サマータイム導入はんたぁーい!
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