近年になり、ゲリラ豪雨などで使用されるゲリラという言葉。
ニュースなどで耳にする機会が本当に増えましたが、いったい本来はどういう事を指す言葉か知らない人は多いと思います。
私もゲリラという言葉を何となくしか知りませんし、多くの方は知らないですよね?
ということで、今回はゲリラとはなんなのか?
意外に知らないというか、正式な定義を知る人が少ないゲリラについて紹介してきます。
ゲリラとは
ゲリラというのは、軍事用語です。
ゲリラ戦と呼ばれる遊撃戦術が存在しているのですが、それを行う人たちの事を指している言葉で別名はパルチザン。
非正規の戦闘部隊であり、基本は民兵の組織を指す言葉で根本的に軍人の奇襲攻撃とは異なります。
といいますのも、ゲリラ戦はあらかじめ攻撃する敵を定めておらず、軍隊同士が戦っている前線ではないところで戦闘を行うからです。
攪乱や攻撃を行うのですが、基本は森林などに隠れて待ち伏せし敵軍が進行してきたところを襲うというのが最も一般的なゲリラ戦になっています。
テロ紛いの行為とも言われていますが、戦争にて劣勢の国々ではまともな武器の差でまともに戦闘が行えません。
その為に、軍を解体しゲリラ戦を仕掛けて敵国に抗うなどの戦闘行為が劣勢の国にとって最後に取れる手段となり重宝されています。
実際にインドネシアはゲリラ戦を仕掛けたことで独立を勝ち取ったなど、軍事力が劣る国が強国に勝つ手段としては非常に有効な物とされているんです。
ゲリラ戦を想像するには?
ここで言うゲリラ戦とは、ゲリラ豪雨を想像するとイメージしやすいと思います。
ゲリラ豪雨は突然大雨が降りますよね?
突然土砂降りの雨が降り雨に打たれる方も多いと思いますが、本来使われているゲリラとは、まさにあの雨のように突如攻撃を仕掛けてくる奇襲部隊の事です。
想像するとゾッとするかもしれませんが、ゲリラ豪雨で雨に打たれている人は本当のゲリラに襲われていたら死んでいるということになります。
((((;≡д≡;i))))ヵ゙タヵ゙タ㌦㌦…
ゲリラ豪雨のように、平然としていた場が突如大荒れになる。
軍人として普通に歩いていたら、突如現れた部隊に銃弾の雨を浴びせられるようなものです。
想像すると本当に怖いですが、互いの兵器を並べ合って前線の押し合いをすることでは絶対に勝てない。
もしくは、戦争が始まってから劣勢に陥った国々では奇襲戦術となるゲリラ戦を仕掛けるのが最後の希望となるのが納得できると思います。
日本ではゲリラは有効か?
過去にも日本は第二次世界大戦で沖縄が侵略を受けましたが、ゲリラ戦は用いていません。
また現代の自衛隊などではゲリラ戦を想定した訓練も存在しているので、やろうと思えば出来るのでしょうけどね。
島国である日本がゲリラ戦をやる暇があるかと言われると軍事的には一切ないそうです。
これは首都などが海に隣接している為で、戦艦や空母などなど。
現代の最新兵器を積んだ船が首都圏などを実質的に制圧するためであり、その後に山などに潜んでゲリラ戦を展開しても得がないですよね。
既に首都が抑えられており、主要な兵器もなくなっているのでその気になれば山を囲えるわけですからゲリラは意味をなさないということです。
島国ですからね…
ゲリラを海で出来る技術が生れれば別でしょうけど、それは技術的に当分先でしょうから実質的には日本ではゲリラの訓練もする必要はない。
日本でのゲリラ戦は意味をなさないという事になります。
テロとの違い
ゲリラを紹介しましたので、似たような印象を受けるテロとその違いを紹介します。
一般的にテロと言われいるのはテロリズムの略称であり、これは政治的な目的を達成する為に武力を行使する行為を指す言葉です。
何かしらの政治的な目的がある場合によういられる言葉であり、基本的には非戦争状態で使われる言葉です。
戦争状態で抵抗する市民たちがゲリラですので、テロとゲリラは根本的に違います。
平和な場所で政治的な目的で行動を起こすのがテロ。
それに対して、戦争状態の国で奇襲作戦をよういる非正規の戦闘員がゲリラ。
似て非なる物ですので、混同しないようにしましょう。
まとめ
・ゲリラとは奇襲作戦を行う非戦闘員。
・ゲリラ豪雨の如く突如襲ってくる。
・日本ではあまり意味がない戦術。
・テロとは明確に違いがある。
最近はニュースなどでゲリラ豪雨という言葉が多用されていますが、ゲリラとは何かをあまり紹介されないので調べてみました。
ゲリラ豪雨のように突如襲ってくる部隊があると思うと怖いですが、ゲリラ豪雨の元に使われるだけのことはあるなって感じました。
ゲリラ恐い!
それしか頭にないです…
(;゚д゚)ゴクリ…
コメントを残す