皆さん、ペンギンという南極に多く生息する鳥類をご存知ですよね。
野生で観たことがある人は限られると思いますが、現代では水族館や水生コーナーがある動物園で観ることが出来るので観たことがある人は多いと思います。
そんなペンギンですが、なぜ飛べないのかご存知ですか?
私は潜れるようになったから~とか、飛べないんじゃなくて飛ぶ必要がなくなったとか。
話で何となくペンギンが飛べない理由というのは知っていたのですが、詳しく知りたくなったので調べてみました。
(`・ω・´)
その結果、意外な理由といいますかこれ飛べないんじゃなくて飛ばないって本当なんだっていうこと。
そして、劣化ではなくて進化した姿なんだなと感動したので、ペンギンの進化の話と『飛ばない理由』について紹介します!
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ペンギンが飛べない理由は?
ペンギンが飛ばなくなった理由。
それは、諸説あるのですがよく言われる通りで『飛ぶ必要がなくなった』為に飛ぶための羽が形状を変えました。
フリッパーと呼ばれるペンギンのヒレのような部位。
あれは観ての通り古くはペンギンが空を飛んでいた頃に使っていた羽が進化したものです。
大昔は一般的な鳥類同様に空を自由に飛び回ることが出来たのは間違いないとされています。
大昔には空を飛びまわっていたペンギン。
それがなぜ現代のように羽がフリッパーと呼ばれるヒレに変化したのか?
その理由は意外にも単純な理由なんです。
飛べなくなるまでの推測
そもそも大昔のペンギンが生息していた地域には天敵がいませんでした。
敵がいない為に安全過ぎる生活を送っており、暇な時間はぷかぷかと海に浮かんで過ごしていたんです。
空を飛んで逃げる必要がなかったんですね。
その結果、ペンギンは思いました。
『これ(翼)要らなくね?』
と思ってしまったのか?DNAがそう判断したのか?
別段天敵から逃げる理由がなくなり、翼が年月をかけてフリッパーと呼ばれるヒレに変化していきました。
その結果、空を飛ぶことは出来なくなりましたが水中を鳥類で最も早く動き回ることが出来るフリッパーを手に入れ現代の飛べない鳥になっています。
つまり、天敵がいない為に逃げる為の羽が必要なかったんです。
逃げる必要がない為に元々あった羽が邪魔になり、これを効率よく生かすためにペンギンのエサである魚たちを効率よく捕獲できるようにヒレに変化した。
劣化したのではなく、ペンギンの環境に合わせて進化したのがペンギンのフリッパーであり飛べないのではなく飛ばない鳥というのが適切でしょう。
羽がフリッパーになる進化
鳥とペンギンの最大の違い。
それは、当然ですが飛べるか飛べないかです。
その理由は先ほど紹介したので、ここでは『一般的な鳥が持つ羽とペンギンが持つフリッパーの進化の流れ』を紹介します。
非常に分かりやすいといいますか、納得できる進化の図がこちらの骨格図です。
左のカモメから右端のペンギンまで数種類の鳥類の羽の骨格です。
観ての通り、右に行くほど骨が太く強くなっていっているのが分かると思います。
普段は飛ぶことも多いカモメの骨は細く、飛ぶことのない『ペンギン羽が10倍近い太さ』になっていますよね?
これがペンギンが退化しているのではなく、進化したといわれる所以です。
ここまで説明してきたとおり、ペンギンは飛べないのではなく飛ぶ必要がないので飛ばなくなった。
そして、不要になった羽を水中でエサを取るという生活スタイルに合わせて合理的に進化させた…!
意外に思うかもしれませんが『ペンギンは鳥類がたどり着く一つの最終形態とも言える姿』だといわれているんです。
Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
飛べない飛べないといわれますし、現代では飛べたほうが便利なのは間違いありません。
しかし、ペンギンは飛べない代わりに鳥類最強の水中能力を会得しているんです。
決してペンギンは劣っていない!
飛べないとかいうの辞めましょうね…!
゛(`ヘ´#)
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