ビデオ判定の問題点と英語では?上限回数もあり観客には不人気なの?

技術が向上したことによりスポーツの判定をする際の新たな方法・ビデオ判定が導入され始めました。

何度も映像を見返したり、スロー再生や一時停止などが出来るために人間が下す、これまでの審議よりも正確な審判が出来る事で重要性が高まっているシステムです。

 

野球やテニス、サッカーなど幅広いスポーツで採用されているシステムですが、実は常にビデオで判定しているわけはない事をご存知でしょうか?

スポーツによっては回数制限が存在していたりもします。

しかし、ビデオ判定を頻繁に行わない理由は他にあるので解説していきます。
[cc id=55 title=”目次”]

ビデオ判定とは?

ビデオ判定とはその名の通りビデオの動画を観て審判を下し直すシステムです。

 

どのスポーツでも一般的には主審と呼ばれる人が状況を見ながら判決を下します。

しかし、際どいプレーの場合は審判も判断ミスをすることはあります。

ミスをするのは人間ですから当然ですし、ましてやそれがプロなどの超一流の選手たちのプレーであれば尚の事ミスすることがあることが分かると思います。

 

そんなミス、審判の誤審を減らすためことが1つの目的。

また、選手たちが今の判定はおかしいのでは?と疑問を抱いた際などにビデオ判定を要求することもできます。

つまり、ビデオ判定とはプロなどの一流選手たちの判定が際どいプレーの審議を映像で確実に正しい判決を下すことを目的にしたシステム。

 

ビデオ判定の問題点は?

ビデオ判定は際どいプレーの判定を確かめる為に行うシステムだと解説しました。

しかし、際どいプレーでも判定をビデオ判定で確かめない事は多いですよね?

その理由の1つは後述する1試合ごとのビデオ判定の要求上限なのですが、その前にビデオ判定を頻繁に行わない問題点を解説していきます。

 

ビデオ判定を積極的に行わない理由は、上限があるために大切に使うという理由が意外にもあります。

というよりも、上限数以外の事柄の方がプロスポーツでビデオ判定をあまり行われない大きな理由です。

 

その理由というのが、試合のリズムを崩さないため。

実際、際どいプレーというのは当然ですが盛り上がるプレーです。

テニスであればラインの上に落ちたボールだっり、サッカーでしたらゴールに関連する出来事。

野球であれば、ホームランやクロスプレーなど1点入るかどうか?というタイミングがビデオ判定を行うタイミングです。

 

当然ですが、そういったプレーの直後に審判が判定を下します。

その判定を受けて観客やテレビで見ている人は盛り上がっているわけですが、このタイミングで毎回ビデオ判定してしまうと寒く感じると思います。

せっかくいいプレーや熱いプレーがあったのに、時間をかけてビデオ判定されてたら盛り上がれません。

 

どんなスポーツであれプロという一流選手の試合を観ているのに、リズムを崩されて冷めてしまうという理由でビデオ判定慎重に行われています。

それと同時に、プロスポーツの審判の判定が基本的には正しいというのもビデオ判定が少ない理由の1つでもあるといわれています。
[cc id=16 title=”アドセンス”]

ビデオ判定の一試合の上限は?

ビデオ判定があまり行われない理由が、観客などの心境を考えたものだと解説しました。

それ以外にも、ビデオ判定には上限が設けられているスポーツもあるので解説して行きます。

 

テニスではビデオ判定1セットにつき3回失敗するまで要求可能。

失敗とはビデオ判定を要求して判定が覆えらなかったことであり、言いがかりを3回付けたら権利がビデオ判定要求の消失します。

 

野球に関しては、プレイが続行されてない場合に限って直前のプレーのビデオ判定を要求できます。

中断されていない状況というのはホームランや、点数が入った状況の事であり際どい状況の場合ビデオ判定を要求できると考えてください。

また野球に関してはビデオ判定を要求数に上限は設けられておらず、一試合に何度でもビデオ判定を要求できます。

 

サッカーのビデオ判定の要求数。

こちらは、試合の内容によって変動しているようです。

ワールドカップなのか?それとも国内リーグなのか?

それぞれのリーグなどによって異なるそうですが、基本的にはビデオ判定は必要ないスポーツとされています。

点が入れば嫌でもゴール内にボールが入っていますからね。

 

最後にバレーボールのビデオ判定数。

こちらは1セットに2回失敗するまで要求可能であり、失敗しない限り無限に要求が可能です。

テニスに似ていますが、失敗の許容上限回数が2回であるというのが違いです。

 

スポーツによっては上限がないモノもありますが、ビデオ判定を要求することが多くなりそうなスポーツ。

狭いコートで高速なボールの応酬が魅力のスポーツでは上限が設けられているのが特徴といえるでしょう。。

 

英語ではなんという?

ビデオ判定は海外でもあるシステムであり英語圏でも専用の表現があります。

その表現とはInstant Replay(インスタント リプレイ)です。

 

2つの英単語で表現されているので、それぞれを解説していきます。

まず最初にinstant(いんすたんと)ですが、この言葉は瞬間や時点などを意味する言葉。

インスタントコーヒーなどと言葉を聞いた事があると思いますが、瞬間という意味で使われる言葉です。

 

リプレイは日本でも使われる英語なので、解説不要だと思いますが解説しておきます。

Replayが持つ意味は『もう一度/再試合』などです。

日本ではもう一度っていう意味合いで使われることが多いです。

 

2つの言葉を繋いだInstant Replayの意味を解説します。

『瞬間、もう一度』なので『際どいシーンをもう一度見直す』という意味です。

ビデオ判定を行う理由がまさにこれなので、英語表現での日本語の意味は同じである言葉分かると思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

近年になり際どいプレーの際によく行われるビデオ判定について解説しました。

 

一流選手たちの競技となると審判でも誤審をしてしまう事があるのでビデオ判定が必要になりました。

際どいプレーなどの際にはよく要求されビデオ判定が行われています。

しかし、観客など観戦者にとっては、このシステムはリズムを崩すことで嫌われているシステム。

何度も何度も、試合中にビデオ判定が行われると不愉快になりますし気持ちはわからなくもないです。

 

ビデオで確認して審判を下すという素晴らしいシステムではありますが、観戦者としては歓迎できないシステム。

それがビデオ判定というシステムです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。