秋の季節に天気予報などで耳にすると思うのが秋雨前線という言葉。
秋の訪れを感じさせてくれると風物詩と言える気象現象だと思います。
しかし、秋雨前線とは何なのか?
そして、何が原因で出来て何をきっかけに消えるのか?なんて知らない方も多いのではないでしょうか?
秋の本格的な訪れを感じさせてくれる秋雨前線について解説していきます。
[cc id=55 title=”目次”]
秋雨前線とは?
まず最初に秋雨前線とは何かを解説していきます。
秋雨前線とは夏の時期から秋の時期に移行期に発生する気象現象。
本格的に秋の季節に突入する10月頃になると日本全国を襲うのが秋雨前線です。
この前線が日本に襲来すると、冷たい小ぶりな雨が降り全国的な気温が一気に下がっていくのが特徴です。
秋雨前線とは季節の移り変わりを知らせてくれる停滞前線の事を指しています。
秋雨前線が出来る原因は?
季節の移り変わりの際に出来る秋雨前線。
この停滞前線が発生する理由を解説します。
秋雨前線とはオホーツク海気団から訪れる冷たい空気と小笠原気団の温かい空気がぶつかり合う事で発生します。
この冷たい空気と暖かい空気が日本の上空で同じくらいの強さでぶつかり合い停滞します。
2つの空気がぶつかり合う事で日本の上空の空気は不安定な物となっているのが秋雨前線ということです。
気象現象では少し分かりにくいと思うので、分かりやすいように解説していきます。
夏の季節に日本を猛暑にしているのが高気圧の小笠原気団。
この気団は非常に暖かく夏の季節に日本全体を覆い尽くしている気団です。
暖かい気団が冬の季節になると勢いが弱まり、ロシア方面にあるオホーツク海に停滞している低気圧、冷たい気団・オホーツク海気団が日本に迫ってきます。
暖かい小笠原気団と冷たいオホーツク海気団が日本の上空で勢力をせめぎ合っている状態が秋雨前線という事になります。
最終的には小笠原気団はオホーツク海気団に勢力として負けてしまい日本をオホーツク海気団が覆い尽くします。
こうして日本は冷たい海気団に覆われることで、日本に冬が訪れるという事になります。
つまり、秋雨前線とは2つの異なる気団がぶつかり合い日本上空で勢力を争っている際に出来る気象現象という事になります。
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秋雨前線が停滞していると日本の天気はどうなる?
秋雨前線が季節の移り変わりを知らせてくれる気象現象だと解説しました。
では、この秋雨前線が日本を覆い尽くしていると何が起こるのでしょうか?
皆さんご存知だと思いますが解説していきます。
秋雨前線が日本の上空で発生している際に日本の天候は非常に荒れます。
厳密に言うと、曇りや雨の日が長続きする梅雨の時期のような天候が訪れます。
梅雨の季節に比べると雨の勢いは弱く、シトシトと表現されるような弱い雨の日々が続きます。
勢いが弱い梅雨のような天気が秋雨前線が日本に襲来した際に起こる気象現象です。
秋雨前線が消える理由は?
秋雨前線は2つの気団がぶつかり合っている状況だと解説しました。
この気象現象が無くなる理由は何でしょうか?
なんとなく想像が付いていると思いますが、解説していきます。
秋雨前線がなくなる理由は単純。
その理由は2つのせめぎ合っていた気団の戦いに決着が付いたからです。
秋雨前線というのは、暖かい小笠原気団と冷たいオホーツク海気団の2つの気団が日本上空で戦っているために発生した気象現象。
その前線が消える理由は、その戦いに決着が付き一方の気団が日本上空を覆い尽くしているからということです。
日本の秋の季節は、暖かい夏から寒い冬に移行する季節なわけですから戦いに勝利したのは冷たいオホーツク海気団。
暖かい小笠原気団は、夏から冬にかけ徐々に勢力を弱め名称の通り小笠原方面に追いやられてしまいます。
こうして、冷たいオホーツク海気団が秋雨前線の戦いに勝利し日本全体を冷たい大気で覆い尽くす。
その結果として、日本には冬の季節が訪れるという事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本の秋の季節の本格的な訪れを感じさせてくれる秋雨前線について解説しました。
秋雨前線が襲来すると日本の天候が荒れ雨や曇りの日々が続きますがその理由は2つの真逆の気団が日本の上空で争うからです。
秋雨前線の後は冬が訪れるので当然ですが、この戦いに勝利するのは冷たいオホーツク海気団。
こうして、オホーツク海気団が日本全土を覆い尽くす為に寒い冬が到来するという事ですね。
暖かい秋から冷たい秋への移り変わりの原因である秋雨前線の解説でした。
それでわっ
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