鴨とアヒルの違いをご存知ですか?
鴨と言えば海などに浮かんでいる姿を思い浮かべ、アヒルと言えば某CMを思い出す方も多いのでしょう。
少なくとも私はこのような認識です(笑)
鴨とアヒル。
2つは非常に似通った姿をしている2つの鳥類なのですが、実は明確な違いがある品種でもあるんです。
意外に違いを知らない方も多いと思いますので紹介していきます。
鴨
鴨というのは、カモ目カモ科の鳥類に分類される動物です。
同じくカモ目のハクチョウなどと比べると非常に小さく首が長くないのが特徴的な鳥類のことを鴨と呼称しています。
難しい定義が存在していますが、こちらが鴨です。
鴨ですね…(笑)
生物あるあるで単純な生物と言いますか、誰しもが知っている動物の方が解説が難しいことがあるのですが、鴨はまさにそれです。
誰しもが鴨を知っている為に、鴨の説明があやふやというか似通った動物と相対的に表現されているので、説明を聞くと鴨が何かわからなくなってしまうと思います。
難しく考えずに鴨は鴨です。
今回は後述するアヒルとの違いですので、鴨は軽い理解で済ませてアヒルについて理解していきましょう。
アヒルは理解しやすい特徴があります。
アヒル
アヒルというのは、鴨と同じくカモ科の動物です。
詳しく説明する前に姿を確認しましょう。
一見するとカモに非常に似通っていますが、白い姿をみるとアヒルという印象を強く受けると思います。
この鳥こそがアヒルなのですが、いったい鴨と何が違うのか?
実はアヒルと鴨に元々は生物的な違いは無いんです。
といいますのも、アヒルというのは野生の鴨を家禽。
鳥類の家畜として飼育しやすく人間が改良した品種なんです。
飼育しやすいように家禽化していくうちに、アヒルの飛行能力は大幅に低下。
現代では翼も退化し飛べる距離は数10m。
ほぼ飛ぶことが出来ない鳥と言って良いでしょう。
そして、アヒルの年間産卵量は150~200個!
1年間は365日なので、産卵数が多い個体ですと2日に1個は産んでくれる計算になり人間としては助かります。
おまけに、この卵が一般的に食べられるニワトリの卵よりも一回り大きいので、人間にとっては好都合であるといえるでしょう。
さらに、アヒルの肉は鴨同様に食用にも使えます。
産卵数が減少した個体は肉にして売る事も出来、商売という意味合いでは本当に利用しやすい鳥類になっているんです。
さらにさらにアヒルのエサは野菜類から果物、さらには肉まで食べる雑食。
人間が食べ残しを与えればいいので飼育が楽であり、寿命は5~20年と非常に長いのも特徴です。
アヒルと鴨の違い
アヒルと鴨の違い。
それを一言でいうなれば、人間の家禽用の品種かどうかでしょう。
同じ種類ですが、アヒルは人間の家畜として育てやすく改良された種であり鴨は野生の種であるといえます。
人間が家畜として使いやすいように品種改良したという事もありますが、本当に人間にとっては都合のいい鳥類。
それがアヒルです。
科学的な生態としては違いが無いそうですが、現実的には飛べないのがアヒル。
飛べるのが鴨という認識でもいいでしょう。
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