お正月と言えばおせち料理。
新年を迎える際に食べる料理であり、様々な意味合いが込められた食材を入れる有難い料理です。
様々な思いを込めて作るおせち料理をご家庭で作る家系も多いと思います。
おせちを家庭で作る際に悩むのが
重箱の区切り
ではないでしょうか?
どう詰めたらいいのか?
どういったグッズを使って仕切りを作ればいいのか?
おせちの重箱で区切りの作法と区切りに便利なグッズ、そして入れるべき食材を紹介します。
[cc id=55 title=”目次”]
おせちの重箱に区切りがない理由は?
おせちの重箱の作法は以外にも細かくあります。
そして、おせち料理を作る際に最も大変な過程が区切り作法でもあります。
作ったことが無い人は
重箱の区切りに食材入れるだけじゃないの?
と思いがちなのですが、実は重箱には区切りは有りません。
重箱は区切りがある物では?
と思う方は出前に限らずウナギ料理店でうな重を頼んだ時を思い出してみて下さい。
うな重という『重箱の重』が入っている名称からも分かる通りこのようになっています。
このようにそもそも重箱の料理は区切りがなく
重箱を料理入れ
として使う文化の方が強く、その使い方の方が多かったので区切りは有りません。
重箱の歴史として区切りが必須ではなかったので重箱に料理を入れる際は自分で区切りを作る必要があります。
おせち料理のように具材を入れる方法
を自分で考えないといけません。
重箱の詰め方の作法とは?
重箱には元々は区切りがない事を紹介しました。
その為に、様々な料理を入れるおせち料理では
自分で区切りを作るのが必須
なのですが、実はこの区切りには作法、決まりがあります。
区切りの方法は複数あるのですが、大きな決まりとして覚えて欲しいのが
1段の品数は奇数である
という事で、これは日本の歴史的に運勢の関係だと言われています。
その為に、まず最初に1段の重箱ごとに奇数の品数という事を頭に入れてください。
これを間違えるとおせち料理としては失格のおせちに成り下がってしまいます。
段ごとに入れる品数が奇数という事を紹介したところでここからは区切り方の紹介します。
区切り方は大きく5種類の区切りが存在しています。
先にお勧めしない区切り方から紹介します。
扇型:重箱に対し扇のような弧を描くように具材を詰める。
手綱型:重箱に対し斜めに具材を詰める。
末広型:中央に食材を置きそれを中心に弧を描くように詰める。
この3つの方法をお勧めしない理由は、そもそも上級者向きだからです。
見栄えは綺麗で
凄いおせちだ!
と思えるのは事実なのですが、難しいのでお勧めしません。
おせちの詰めが甘い場合簡単に崩れてしまうのも難点と言えるでしょう。
ここからはお勧めの2種類の重箱の区切り方法です!
一松型
一松柄は特にお勧めできる重箱の区切り方です。
おせちと言えばという区切り方で
四角に9マスに区切る
という重箱の区切り方です。
一松型は規則正しい入れ方であるが為に
料理の量と幅を決めることが出来る
というメリットがあり、1つ1つの食材の量を調整しやすいのが特徴です。
またおせちという様々な縁起物を入れるという特性上
9マスに区切る方法は食材の種類を増やしやすい
というおせち料理を作る側としての非常に有難いメリットがあるのが一松型と言えます。
田の字型
この形は名称からも想像がつく通り
田の字のように4つに分ける
という重箱の区切り方です。
この方法は一松型と似通っているのですが最大の違いは
重箱に対し区切りが大きいので具材の種類を少なく多い量を入れられる
という各家庭の好みやおせち料理に込めたい想いを一松型に比べて強く出せる区切り方と言えます。
おせちの種類は少なくし料理の量を多めにしたい場合には
田の字型が最も適している
と言えるので、家庭で作る場合はこの区切りもお勧めです。
細かい食材を一松型の段に入れて多めに食べたい主食的な料理を田の字型にするのがお勧めですよ。
正月に食べて欲しい主食を田の字型で大きく入れて、副菜的な料理を一松型に入れる。
こうすることで、簡単に家庭で食べやすいおせち料理を作ることが出来ます。
区切りの為に使うお勧めグッズは?
区切りに使う際の大きな区切りというのはプラスチックで重箱を販売しているお店で購入可能です。
重箱のサイズが家庭ごとに異なるので、出来れば重箱を持参してお店に行きましょう。
そうすることでピッタリサイズの区切りを手に入れることが出来ます。
ここから紹介するのは小さな区切りです。
食材ごとの区切りや汁が出やすい煮物などに使う際に使えるグッズの紹介になります。
もちろん、ここから紹介するグッズのみでも区切りを再現することは可能なので是非参考にしてみてください。
仕切り用カップ
まず最初に紹介したいのがカップです。
このカップは使い捨てなのですが、先ほど消化した通り
汁が出やすい煮物
を入れておくのにお勧めの区切りです。
これに入れておくだけで染み出す汁がカップに溜まるので
他の食材に味が染み込まないで済む
ために、家庭で作る際のおせち料理に必須の区切りと言っても良いでしょう。
彩りを豊かにするカラーばらん
次に紹介するのが食材ごとの接触を防ぎつつ重箱の色を増やすアイテムです。
カラーばらんという商品でスーパーのお寿司などでよく見る奴です。
これを使って欲しいのは
少々水分を含んでいる具材の区切り
です。
水分を含んでる具材が接触したまま乾くと
隣の具材とくっ付く
という事態が起こってしまいます。
せっかく彩った重箱がくっついた具材を引っ張った際に崩れてしまう事を防げるんです。
ばらんは必須と言って過言ではないので、家庭で作る際には
おせちに限らずお弁当などにも
使う事をお勧めします。
高級感を出せる竹の飾り串
最後に紹介するグッズはお手軽グッズなのですが、簡単に使えて
彩を鮮やかにし豪華に魅せる
事が出来るグッズです。
ただの串なのですが竹で出来ていて和食の彷彿とさせる色合いになっています。
どんな食材に刺しても彩を鮮やかに出来ますし
独特の色の為に高級感
があふれ出してくれるのが飾り串というアイテムです。
和食を作る際にはこういった
和を感じるアイテム
を使う事でワンランク上の料理に見せることが出来るので、持っていて損のない商品と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
おせちを家庭で作る際に悩みがちな重箱の区切りとその為のグッズを紹介しました。
おせち料理の具材にはそれぞれ様々な意味合いを持っています。
家庭で作る際にはどういった具材を入れるべきなのか?を意識して作る事がお勧めです。
おせちの具材の意味は?それぞれに込められた想いとは?縁起物なの?
量は勿論のこと、具材に何を入れるのか?
しっかりと考え、その食材が汁が出やすい煮物なのか?水分を含む料理なのか?
そして、どういう風に料理を配置するのか?
プランを立て早い段階で必要な物を揃えておくことをお勧めします。
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