プロ野球で毎年のような議論が行るのがクライマックスシリーズが必要か否か。
大抵の人はいらないという事が多いのですが、私は必要だと思っています。
だって弱小チームでも最後まであきらめないで済むんですから!
(`・ω・´)
賛否両論、様々な理由があるクライマックスシリーズ。
今回はクライマックスシリーズが不評な理由や、必要な理由について私なりの見解を述べていきます!
クライマックスシリーズ(CS)とは?
クライマックスシリーズと呼ばれているのは日本のプロ野球チームでその年最強のチームを決める戦いです。
ルールは意外にも単純です。
セ・リーグ/パ・リーグの各上位3チームがトーナメント形式で試合を行います。
2位と3位が3戦2勝の試合をし、勝利したチームが1位と7戦4勝の試合を行います。
セ・リーグ、パ・リーグの各リーグでこれを行い各リーグの優勝チームが雌雄を決する。
最後に勝ち残ったチームが見事優勝と成り、クライマックスシリーズを制した日本一のチームという事になります。
1年で最強のプロ野球チームを決める。
その最終決戦が文字通りクライマックスシリーズということになります。
不要でいらない:おかしな問題点
クライマックスシリーズが要らないという声は開始された2007年以来、毎年のように絶えず聞こえてきます。
その理由を知らない方も多いと思いますので、私なりに要る理由ではなく、いらないと思う理由を先に述べますね。
クライマックスシリーズが要らないと言われる最大の理由。
その最大の理由というのが、各リーグ143試合が台無しになっている為です。
クライマックスシリーズのシステム上、CSにはリーグ内の1位~3位のチームが出場します。
当然ですが、このシステムでは年間で143試合という長い道のりを経てリーグ優勝(1位)を果たしたチーム。
そのリーグで1位だったチームがCSのトーナメント段階で2位3位のチームに負けることも当然あります。
その結果、パ・リーグの3位やセ・リーグ3位が最終的に優勝してしまったりすることもあるんです…
こうなってくると、年間143試合もやり抜きリーグで1位になったチームとしては納得いかないですよね。
だって、2位3位のチームとの試合を加算しても年間のトータルでは勝ち数が多いわけですから。
果たして、143試合は何のためにあったのか?
リーグ成績が良かったチームのファンであればあるほどにCSのシステムには疑問を抱くわけです。
リーグで優勝したのに、日本1への挑戦権すら持たずに1年が終わってしまうわけですから、虚しさは想像を絶する物でしょう。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
・年間143試合の結果が素直に反映されない。
・1位が負けて3位が優勝すること過去にあった。
・年間の応援が無意味でイライラする。
あるべき理由:弱小チームも!
CSが要らないといわれる最大の理由について触れました。
なので、ここからは私なりにCSが必要な理由を書いていきます。
CSが必要な理由!
ズバリそれは、2位や3位のチームのファンやチームが最後まであきらめないで済むためです!
年間143試合を行う中でも弱小と言われるチーム。
そういったチームでは当然ですが、1位を狙えない状況に陥るのは非常に早いです…
その為、上位のチームとまじめに戦う理由がなく消化試合のような見ていて怠い温い試合が行われてしまいます。
勿論、プロである以上最低限の試合はするでしょうけどね。
しっかりと観ている人からはわかる温い試合。
負けている側も怪我無くそれとなく負ければそれでいいと言わんばかりの内容になってしまいますよね?
(; ̄ー ̄)
プロなのにそんなショーも無い事をするのか?
と思いたくもなると思いますが、プロだからこそ力を抜けるときには抜き怪我を防ぐのは当然です。
リーグの負けが確定している状況で、死に物狂いプレイするプロなんてハッキリ言えばプロ失格です。
だって、怪我1つでプロ野球生命が終わる可能性があるわけですから…
負け確定の状態で必死にプレイして怪我でもされたら本当に興ざめですよ。
そういった理由で手を抜く理由が増えてしまうリーグシステム。
しかし、クライマックスシリーズには3位までが出場できる!
このルールのお陰で、1位だけを選出する仕組みよりも諦める状況に陥るチームは少なくなります!
当然ですが、最後までプロとして勝ちにこだわる試合が増える。
ファンや視聴者からすればワクワクと試合の結果を楽しめる試合が増えるわけです。
そうなってくれば当然ですが、プロ野球の試合を見たいという人は増加!
結果として、プロ野球が賑わいどんどん人気が増えていくしファンも見ていて飽きない試合が増えるわけです。
毎年1位になれる強豪チームのファンであればクライマックスシリーズには反対でしょう。
しかし、2位3位になれるのがやっとの弱小チームのファンにとっては非常に有難いシステムである。
そして、全体的に観れば必然的に1位以外のファンの方が多いのでクライマックスシリーズは好評と言える。
これがクライマックスシリーズが必要な理由だと思っています。
・1位になれない弱小もある程度の期待が持てる。
・1位だけのファンではなく2位3位のファンも楽しめる。
・2位3位がリーグでの雪辱を果たす絶好の機会!
お金儲け:現実問題
クライマックスシリーズが必要な現実的な話に触れていきます。
プロ野球は2005年頃から徐々に低迷し、18年現在に至るまでには地上波での放送もガクリと減っていました。
それほどまでに人気が低迷していましたし、必然的にお金にも困っていました。
プロ野球選手の年俸をまもとに払えないまでには行かなかったですが、海外からの助っ人を呼ばなくなったり。
確実にプロ野球界は落ちぶれていた時期があったわけです。
野球に限らずプロスポーツと言うのは、お金がなければ成り立たない業界ですから。
お金を回収しきれない。
各地のスタジアムから客足が遠きお金に困っていく状況を救ったのがクライマックスシリーズです。
セ・リーグ、パ・リーグの上位3チームが出場するこのシリーズ。
当然ですが、上位のチームは人気が高くファンが多い為にクライマックスシリーズはほぼ全試合満席状態です。
序盤の3試合も勿論、7試合×2回もほぼすべて満席状態になる。
チケットが非常に売れまくるプロ野球業界としては非常に嬉しく有難いシリーズであるのは言うまでもないでしょう。
下世話になりますが、現実的な問題としてクライマックスシリーズはプロ野球業界としては手放せない。
不平不満が毎年のように多く飛び交ってもやめられない理由があるわけです。
お金がいっぱい儲かる。
このお金でさらにプロ野球業界は成長していくわけです!
普段から休場に通っているファンからすれば、普段来ない人もお金を落としてくれるので喜ぶべきとも言えるでしょう。
・クライマックスシリーズはほぼ満席になる。
・チケット売り上げ爆増で球団は嬉しい。
・チームも最後まで頑張る理由になる。
・プロ野球業界の繁栄につながる
まとめ:必要です!
クライマックスシリーズの時期になると毎年のようにあがるクライマックスシリーズ不要説。
しかし、しっかりと考えればわかる通り1位になれる強豪チーム以外のファンなら必然的に必要であると思えるシステムです。
143試合の結果が完全に反映されるよりも、ある程度緩い枠組みの方が最後まで楽しめるファンが増えるわけですからね。
仮にファンが全く同数であれば3倍もの人が楽しめる事になるわけです。
こう考えれば必然的に必要だというのが分かると思うし、最後まで楽しめるファンの数を考えればうまい仕組みだといえるでしょう。
勿論、年間の努力がそのまま反映されないという事に納得がいかないというのは分かりますけどね。
それでもトータルで見れば楽しめる人が増える素晴らしい制度です!
クライマックスシリーズに文句言うのはやめておきましょう…
もしあなたのチームが弱小になった時の絶望感を想像すればすぐに分かるはずです。
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