あまりにも暑い夏の到来で、日本にもサマータイムの導入が決定しました。
少しでも暑さから逃れられると嬉しく思ったのですが、政府案が徐々に変わっている様で問題になっています。
ということで、サマータイムとは何なのか?
そして、政府が当初言っていた事と実行しようとしていることがどう違うのか?
サマータイムについて紹介してきます。
サマータイムとは
サマータイムとは欧米で一般的に行われている法案です。
昼間が明るい時期である4月~10月の時期だけ、国の時間を2時間進めて本来の時間から2時間早めるというシステムです。
本来であれば朝9時の時間帯が、朝の7時になりますので太陽が昇る前に仕事や学校への登校が行えるというメリットがあります。
1日の時間の中で本格的に暑くなる時間帯を避けることで少しでも暑い夏場を凌ごうというのがサマータイム政策です。
先進国を含め70を超える国々で導入されており、電力削減の省エネ対策や二酸化炭素の排出量の軽減などの温暖化対策にもなっています。
2時間進めるというだけですが、実際に行われている欧米では朝の時間帯が飛躍的に涼しくなるので政策としては有効だと言われています。
サマータイムの初期案
日本でサマータイムが導入されるのは、政策案が登場した当初は2年間。
年間で暑さ対策を施すだけですが経済効果としても1兆円近くの効果が期待されている制度です。
この法案が東京オリンピックに合わせた19年と20年のみという話でした。
多くの外国人が訪れる時期に合わせると同時に、あまりにも暑い夏の対策の1つとしてサマータイムの導入を決めたんですね。
しかし、蓋を開けてみれば恒久的な運用という話が出てきている為に話題になっています。
恒久的運用のデメリット
サマータイムは当初東京オリンピックに合わせての使用だと言われていました。
しかし、蓋を開けてみればまた安倍政権の勝手な移行があり20年以降も平然と続けていくという案にすり替わっていたという事で問題になっています。
2時間進めるサマータイム制度にどういった問題があるのか?
それは非常に単純です。
まず最初に、多くのコンピューターによるプログラムを作り直す必要がある事。
信号機や航空、電車など様々な交通機関のプログラムを2時間分早めるだけではなく、夕方以降の2時間も調整が必要になります。
その為、多くの企業などに負担がかかることが想定されています。
また、多くの人にとって致命的なのが労働時間の延長と体内時計の適応です。
ただでさえ残業が問題視されている日本で2時間早めた場合に、本当に2時間早く帰らせてもらえるのか?
表向きはそんなことは無いとしつつも、間違いなく残業時間も伸びるでしょう。
さらに、体内時計に関しても人間が2時間のズレを修正するのに3週間近くかかると科学的な根拠があります。
その為、サマータイム導入後の睡眠不足からの体調不良などの可能性が指摘されています。
たった2時間進めるサマータイム制度。
経済効果は見込めますが、それを行う事で国民の負担は増える危険な制度です。
恒久的に使われてしまうと、国民が持たない可能性が高いので多くの議員が危険視しています。
まとめ
・サマータイムが日本でも導入。
・19.20年のみとの話だったが恒久的に移行。
・国民の負担が厳しい。
・経済効果は見込める。
安倍政権の暴走とも言えるサマータイムの恒久的な導入。
決して悪い制度だとは思わないのですが、東京オリンピックに合わせた2年間をやり遂げてからの恒久的な移行の話をするべきだとは思います。
ただでさえ残業や過労死という事が起こっている日本ですからね。
くたくたになりながら仕事に送り出す身としては不安になります…
今後本当に恒久的な運用になってしまうのか?
出来れば辞めて欲しいですし、頑張れ政治家って感じです。
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