楽天モバイルが遅れた理由は新技術の基地局建設?料金や将来性は大丈夫なの?

こんにちは、主婦ブロガーのゆらしー(@yurayuraFX)です 。

 

日本には携帯会社が実質的にdocomo、au、ソフトバンクという3社しかなかった。

その為に独占市場となりマンネリ化した市場というのを理由に料金がある程度固定されてしまっていたのだ。

このマンネリ化した市場を打ち砕くきっかけとなる携帯会社4社目に楽天が声を上げ、料金プランが大幅に安くなる可能性が国民に提示されていた。

 

楽天の三木谷社長は2019年10月より始めるサービスを携帯電話の民主化と強調。

さらには高速・大容量・低遅延という携帯電話・スマホユーザーには夢のような名目を挙げ、携帯業界のアポロ計画とまで銘打ち携帯事業への本気度合いを見せていた

だが、楽天の携帯電話事業への参加を1ヵ月と控えた9月の時期になった今、その残念すぎる実態が見えてきたのだ。

 

その残念すぎる実体というのが、10月までにはほぼ実現不可能となった惨劇である。

もともと通信業界では懐疑的な声も上がっていたそうだが、今回は楽天が失敗した理由を分かりやすく述べていく。

楽天の無謀な計画

失敗した事業の理由は単純明快であり、それは無謀な基地局整備の計画である。

 

基地局というのは携帯電話に対して電波を飛ばす基地であり、一般的にはここから電波を受け取り携帯やスマホはネットに接続している。

楽天は携帯事業に参入するにあたり、この基地局を2020年3月までの間に全国3432局を建設することを決意。

総務省にも計画を提出し電波の割り当てを受けたのだが、9月時点で整備し終えたのは約1/5の基地局のみにとどまり、総務省から3度目の行政指導を受ける始末だ。

 

建設が遅れた理由としては、基地局を建設する用地交渉に遅れがでたり、天候による遅れが出たことが原因ではある。

しかし、今回の楽天が携帯業界のアポロ計画とまで名付けた計画には新技術を全面的に使用することもあり、本質的な遅れはそこにあるので解説しよう。

 

楽天が携帯業界のアポロ計画とまで名付けた新技術がクラウドを使った仮想化である。

これは楽天が分かりやすく図解にしたものがあるのでこちらを見て欲しい。

引用:楽天

私もこの図解を見てよくは分からないのだが調べてみると、ハイブリッドクラウドというシステムがメインとなり、基地局に電波を送っていくという仕組みだそうだ。

 

どういったメリットがあるのかというと、従来の基地局は割高な専用機器が用意されていたのだ。

これは基地局から電波を飛ばすために割高な専用機器が必要だったのだが、楽天のハイブリッドクラウド型は基地局は汎用性の割安機器で事足りる。

つまり、携帯会社が多額の資金を必要としていた基地局に無駄にお金を掛けなくてよくなり、結果としてユーザーに割安の利用料で電波を提供できるということである。

 

この仕組み自体は世界初であり、世界的にも注目されていたのだがサービス開始を1ヵ月後に控えた今。

蓋を開けてみれば、全くといって良いほどにサービスの開始ができる状況ではなくインフラ整備への見通しの甘さが浮き彫りとなる結果で終わっている。

楽天の携帯料金プランは?

結果としては10月には始める事が出来そうにない楽天モバイルだが、料金プランは格安の一言であるので、まだ見放さないでほしい。

引用:楽天

月間2GBのプランですら2980円となっており、楽天会員になれば1500円割引の1480円となっている。

現状のauやdocomoと比べても1000円近く安い料金プランであり、ハッキリと言うまでもなく格安プランだ。

 

現時点では予定されていた10月にサービスが開始されるのは一部地域となっているが、今後確実にサービスが利用できる地域は増えていく。

そういった事を考慮すると、最終的には楽天が掲げた『携帯業界のアポロ計画』というのは嘘ではなく、独占状態を打破することは出きるだろう。

これから先、楽天が携帯業界を変えていく可能性は高く、今回の事業開始の遅れで失った信頼を取り戻す可能性も高いのは事実だ。

まとめと評価

10月より開始すると銘打っていたサービスだが、蓋を開けてみればほぼ実現不可能であることが分かってしまった。

楽天という企業への不信感を抱かざるを得ない出来事ではあるが、楽天が展開するモバイルサービスの料金プランは格安の一言である為に、見放すにはまだ早い。

通販サービスですらアマゾンに後れを取っているのに、携帯電話に参入したことなど多くの人は不満をいだいているだろうが、まだ見放すには早いといっておく。

 

10月から携帯料金が安くなるかも!と期待を抱いていた私はガッカリさせられたが、今後確実に安くなるなら半年くらいは待ってもいい。

それ以上遅れるようであれば、さらに半年待ち問題が無さそうなら楽天モバイルに変えてみるつもりだ。

携帯料金が安いというのは長期的に観れば確実に節約になり、お得なので楽天が展開する携帯業界は今後も見守るつもりである。

使いもしないデータ量にボッタクリ価格を提示し続けたdocomo、au、ソフトバンクという糞企業にいつまでもお金を払う気はないからだ。

 

散々と期待して裏切られたと書いてきたが、今でも私は楽天に期待していると明言しこの記事を終ろる。

楽天モバイルの評価
信頼性
(1.0)
将来性
(4.5)
安さ
(5.0)
開始が待ち遠しい
(5.0)
3社潰れろ
(5.0)
総合評価
(4.0)

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