中国との国交が徐々に回復されていますが
日中の国交回復を印象付けてくれる嬉しいニュースが入ってきました。
その嬉しいニュースというのが
『中国からトキのつがいが日本に贈与される』
というニュースです。
つがいということで
日本での繁殖が期待されるわけですが
いったいトキが贈与されることのどこが嬉しいのか?
たかが鳥の贈与でしょ?
と思う方も多いかもしれませんが
実はこのトキという鳥は
日本にとってただの鳥ではないだけに非常に価値のあるニュースなんです!
いったいなぜトキが贈与されることが話題になるのか?
トキという鳥が日本にとって何なのか?ということと中国から贈与されることの意味を紹介します。
[cc id=”55″ title=”目次”]
トキは日本にとってどんな鳥?
トキという鳥は
名前を耳にすることはあっても
どんな鳥かを知らない人が多いと思います。
それもそのはずで
トキという鳥は日本では
『キジという名前で呼ばれる』ことがある為です。
つまり、トキという鳥とキジという鳥は同じ鳥なんです!
で?
キジってなんだっけと
思う方もいるかもしれませんが
この鳥のが学名というのが『Nipponia Nippon(にっぽにあ・にっぽん)』という名称なんです。
学名がなぜこのような名称なのかが
すぐに分かると思いますので、トキの姿をご覧ください。
日本の国旗そっくりですよね?
白い体に真っ赤な赤い頭。
この姿が一見すると
日本の国旗のように見えるので、このような学名が付いています。
そして、キジ(トキ)は
『日本を代表する鳥』とも呼ばれているんです!
しかし、乱獲や地域の開発で
野生のキジは日本では絶滅してしまっています。
その為、日本を代表する鳥でありながら
野生で観ることが出来なくなってしまっているんです。
トキは日本を代表する鳥であるはずなのに
日本ではすでに絶滅してしまっている。
この事からトキに対して日本は頭を抱えているんです。
トキのつがい11年ぶりに贈呈
ここまで説明した通り
トキは日本を代表する鳥でありながら日本では絶滅してしまっている鳥でもあります。
そんな代表する鳥を
絶滅させてしまったという複雑な状況にある日本。
しかし、トキが美しい鳥であるが故に
実は『世界的にもほぼ絶滅』してしまっているんです。
そんな乱獲の被害を受けたトキが
現代唯一、自然で繁殖しているのがお隣の国・中国なんです。
しかし、ここ数年は
日本と中国はあまりいい関係では
なかったですよね?
その為、日本としては
トキを贈与してほしかったのですがここ数年は叶わず。
驚くことに前回の贈与は
『安倍総理の1次政権であると2007年に贈与』
でありそれ以来、今回が11年ぶりとなるトキのつがいの贈与なんです。
トキが贈与された。
ただそれだけの事なのですが
トキは日本を代表する鳥と言われていること。
それを知りながらもここ11年は贈与を拒んできたこと。
こういった経緯があることを知ると
今回『11年ぶりのトキのつがいの贈与』というのが
日本と中国の国交が
回復してきたからこそ実現したことだと分かると思います。
たかが鳥の贈与がいったいなんなのか?
なにを騒いでいるんだと
思われがちですが
『日本と中国の国交が明らかに改善されてきたからこそ実現したことである』。
お世辞にも関係が良いとは
いえなかった中国から
日本を代表する鳥のつがいを贈与してもらえた。
これは日本と中国の
今後の関係が明るいと思えるニュースなので話題になっているんです!
トキを贈与してくれた中国との今後の関係が楽しみですね♪
トキは日本で繁殖できる?
中国から11年ぶりに
トキのつがいが贈与されることが
決定しましたが、やはりここで気になるのは
トキが日本で繁殖できるのか?ということですよね?
せっかくつがいを貰っても
繁殖できないのであれば意味がないわけですから。
気になるトキが日本で
繁殖し最終的に自然繁殖するほどに増やすことは可能なのか?
これが一番気になるところだと思いますが
この答は『過去に日本にもトキが生息していた』
ことから分かる通り出来るというのが答えだそうです。
現時点ではまだ数が少なく
野生で繁殖できるほどの力はありません。
しかし、しっかり個体数が増え
集団として行動できるほどに数が増えれば
野生でも生きていくことが出来ると考えられています。
勿論、トキも動物なので確実にできるとは断言できませんけどね。
それでも元々は日本にも
生息していた鳥であるという事実。
この事からも
トキのつがいをしっかりと大切に育て
繁殖させていくことが出来れば
日本を代表する鳥であるトキを
動物園などではなく
『野生で生き生きと過ごす姿』を
目にすることが出来る日が来ます!
まだまだ先の事になると思いますが
今回の中国からの贈与でまた一歩野生のトキを見ることが出来る日に一歩近づいた!
日本を代表する鳥が日本で観られるようになった時。
その時は誰しもが嬉しくなると思いますし
観たと思う人は今後もトキの繁殖情報に目を光らせていきましょう!
10年後くらいには野生のトキが観れるようになっているかもしれませんよ!
コメントを残す