なまはげという文化をご存知でしょうか?
包丁を手に持ち、わらを身に纏った鬼が登場する文化の事です。
現代では全国的知名度を誇っていおり子供を脅かす文化と認識されているかたが多いと思います。
地域的なイメージも東北地方という認識が強いのがなまはげでしょう。
しかし、実のところ子供を脅かすというのがなまはげの目的では無い事をご存知ですか?
なまはげの地域という言い合いでも、最も狭い分類があったりと
意外に間違われがち
である、なまはげについて紹介していきます!
[cc id=55 title=”目次”]
なまはげの由来と発祥の地は?
なまはげというのは、テレビなどで観たことがある人も多いと思いますが
わらの衣服を纏った鬼の面をつけている
一見すると化物にしか見えない存在です。
そんななまはげの発祥の地は
秋田県の男鹿半島(おがはんとう)
と呼ばれている地域です。
半島という名称から分かる通り、本州からちょびっと海に伸びている大陸の部分。
陸繋がりで半分島のような形状であるが故に半島という名称がついています。
そんな男鹿半島で生まれたなまはげ。
一般的には化物という認識をしている人が多いと思いますが
男鹿半島では神様の使い
として親しまれています。
と言いますのも、なまはげというのは
農閑期に怠け者に喝を入れる
という人間にとってはありがたい存在なんです。
鬼と聞くと一般的には『鬼は外、福は内』の鬼をイメージし人を苦しめる厄介な存在というのが一般的です。
しかし、なまはげというのは鬼の姿をした神さまの使いであり
一般的な鬼とは異なる
というのが最大の特徴と言えるでしょう。
なまはげの時期は?
なまはげと聞いても、時期がわからないという人は多いと思いますので時期を紹介します。
なまはげが登場する時期というのは男鹿半島。
つまり、文化が始まったとされている島では
1月15日の小正月
に行われていた文化だといわれています。
小正月というのはお正月の後にやってくる小豆粥を食べたりする文化です。
小正月を詳しく知らない人はこちらにまとめてい観るので覗いてみてください。
小正月の事柄と意味は?小豆粥を食べる理由は日本文化あるある!
この小正月と呼ばれる寒い時期は
農閑期
と呼ばれる寒い時期であり、この時期に怠けている人間に喝を入れていたといわれています。
その為、本来のなまはげの時期というのはお正月の後に訪れる小正月であると言えます。
なまはげは本来は冬の時期に行われる文化です。
しかし、現代では冬以外にもニュースで目にする機会が多いですよね?
その理由は何なのか?と言いますと、現代のなまはげ文化が進化したためだといえます。
現代のなまはげは?
本来のなまはげというのは小正月の時期に登場していました。
しかし、現代では
季節を問わずに秋田県の男鹿半島で行われている
というのが現状です。
地方に訪れて貰う為の観光スポットとして、1年中期間を問わずなまはげを体験できる施設。
さらには、なまはげの文化を紹介するために芸能も創作。
なまはげ踊りやなまはげ太鼓なども誕生しています。
特になまはげ太鼓は非常に完成度が高いので、是非秋田県に訪れた際に時期が合えば見てくださいね!
なまはげ関連のイベントは秋田県の観光ホームページにて紹介されています。
秋田県に訪れる際には、目を通し時期を合わせる事をお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
秋田県のなまはげ文化について紹介しました。
間違われがちですが、なまはげは悪い鬼ではなくその名の通り怠け者に喝を入れてくれる有難い鬼です。
その為、節分の豆なきで豆をぶつける迷惑な鬼ではなく、人間にとっては有難い鬼というのが現実です。
間違ってもなまはげのお面を節分に使わないようにしましょう。
また、なまはげ本来の季節は冬です。
しかし、現代では秋田県へのアクセスを少しで増やす為に1年中通してなまはげを体験することが出来たり。
さらには、なまはげが太鼓を叩いたりする舞台も存在しているほどです。
秋田県に行く際には是非、なまはげを体験したりなまはげ太鼓を見たりして欲しいです。
なので、行く際には秋田県のホームページに目を通すことをお勧めします!
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